世界の主要ウェルビーイング研究

日本の論文 ・ B05 感謝 ・ J246
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感謝生起状況における状況評価が感謝の感情体験に及ぼす影響

The effect of cognitive appraisals on emotional experiences of gratitude in the situations arousing gratitude

蔵永 瞳、樋口 匡貴(2011)感情心理学研究, 19(1), 19–27

ひとことで
感謝を生む状況の認知的評価

恩恵を受けたという評価が感謝の満足感を、相手のコストの評価がすまなさの感情を生むなど、感謝の二側面の生起過程を示した。

要旨根拠:抄録

感謝は他者からの恩恵によって生じる感情だが、どのような状況の捉え方が感謝を生み、感謝の感情体験にどう影響するかは十分に整理されていなかった。予備調査から、状況の自然さ、恩恵の受け取り、恩人の配慮、恩人のコストという4つの認知的評価が感謝を生むことが示された。本調査では大学生488名に「援助を受ける」「贈り物を受ける」「迷惑をかける」など5種類の状況を提示し、認知的評価と、満足感(うれしさ)およびすまなさ(申し訳なさ)という2種の感謝体験を評定させた。因子分析の結果、評価は「恩恵を受けた」「恩人のコスト」「状況の自然さ」の3つにまとまった。回帰分析では、恩恵を受けたという評価が満足感を促し、援助・贈り物・迷惑の状況では恩人のコストがすまなさを促した。日本的な感謝にはうれしさと申し訳なさの二面があり、状況によって生じ方が異なることを示した研究である。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤J275 池田(2006)の母親への感謝の心理状態の分析や、同じ著者のJ044 蔵永(2011)による感謝の構造(満足感とすまなさ)の整理を踏まえた
  • 後続・発展J216 蔵永(2013)が状況評価と感情体験が対人行動に及ぼす影響へ展開した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(日本 576本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。日本語論文は参照データが薄く、空欄でも引用していないとは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 1本

後続研究(この論文を引用している) 1本

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論文ページ
https://doi.org/10.4092/jsre.19.19
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DOI
10.4092/jsre.19.19

文献表記(日本心理学会式)

蔵永 瞳・樋口 匡貴 (2011). 感謝生起状況における状況評価が感謝の感情体験に及ぼす影響. 感情心理学研究, 19(1), 19–27. https://doi.org/10.4092/jsre.19.19

影響力の指標

著名度スコア
49.7 / 100 スコアとは
被引用数
J-STAGE 9 ・ Crossref 6 ・ Semantic Scholar 6 ・ OpenAlex 9
年あたり被引用
0.6(J-STAGE)
主要100の選定
専門家判断(定番・古典)

被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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