UCLA孤独感尺度(第3版):信頼性、妥当性、因子構造
UCLA Loneliness Scale (Version 3): reliability, validity, and factor structure.
D. Russell(1996)Journal of Personality Assessment, 66(1), 20–40
UCLA孤独感尺度第3版が高い信頼性と妥当性を持ち、単一の孤独感因子で捉えられることを示した。
要旨根拠:抄録
孤独感の測定で最もよく使われるUCLA孤独感尺度について、その第3版の心理測定的性質を検討した論文である。大学生、看護師、教師、高齢者を対象とした先行研究のデータを用いて、信頼性、妥当性、因子構造を分析した。内的一貫性はアルファ0.89〜0.94、1年間の再検査信頼性はr=0.73と高かった。他の孤独感指標と有意に相関し(収束的妥当性)、対人関係の充実度や健康・ウェルビーイングの指標とも関連した(構成概念妥当性)。確認的因子分析では、全体的な孤独感の因子に、項目の表現方向(肯定文か否定文か)による方法因子2つを加えたモデルがよく当てはまった。孤独感研究の標準的な測定具としての根拠を示した。
関係メモ——この研究のその後
- 後続・発展W0274 Cacioppo(2006)とW0318 Cacioppo(2010)がこの尺度で孤独感が抑うつに先行することを縦断的に示し、W0426 de Jong Gierveld(2006)が情緒的・社会的孤独を区別する6項目尺度を提示した。3項目短縮版(一覧外:Hughes et al., 2004)は大規模調査の標準となった
- W0126 Holt-Lunstad(2015)が孤独感の死亡リスクを統合した
- 日本語版・翻訳一覧外:舛田ほか(2012)が高齢者を対象に第3版日本語版を作成した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している)
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後続研究(この論文を引用している) 15本
- W0043 新しいウェルビーイング尺度:フラリッシングとポジティブ・ネガティブな感情を測る短縮尺度 Diener(2010) Social Indicators Research 主要400 被引用 4,673
- W0426 全体的・情緒的・社会的孤独を測る6項目尺度 Gierveld(2006) Research on Aging 主要400 被引用 1,429
- W0255 孤独感の臨床的意義:文献レビュー Heinrich(2006) Clinical Psychology Review 被引用 1,966
- W0274 抑うつ症状の特異的な危険因子としての孤独感:横断的・縦断的分析 Cacioppo(2006) Psychology and Aging 被引用 2,250
- W0318 知覚された社会的孤立は私を悲しくさせる:シカゴ健康・加齢・社会関係研究における孤独感と抑うつ症状の5年間の交差遅延分析 Cacioppo(2010) Psychology and Aging 被引用 1,684
- W0404 高齢期の社会的孤立・孤独と健康:スコーピングレビュー Courtin(2017) Health and Social Care in the community 被引用 1,269
- W0568 COVID-19パンデミック中の英国における孤独感:COVID-19心理的ウェルビーイング研究の横断的結果 Groarke(2020) PLoS ONE 被引用 660
- W0586 社会的関係と健康:知覚された社会的孤立の有害な影響 Cacioppo(2014) Social & Personality Psychology Compass 被引用 959
- W0792 Facebook利用とウェルビーイングの関係はコミュニケーションの種類と関係の強さによる Burke(2016) J. Comput. Mediat. Commun. 被引用 530
- W0892 所属することは意味を持つこと Lambert(2013) Personality and Social Psychology Bulletin 被引用 565
- W0915 技術を通じた高齢者の社会的支援の向上:PRISM無作為化比較試験の知見 Czaja(2018) The gerontologist 被引用 405
- W0921 高齢者における社会的支援、社会的負担、孤独、幸福 Chen(2014) Journal of Social and Personal Relationships 被引用 491
ほか 3 件
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文献表記(APA第7版)
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- 年あたり被引用
- 180.6
- FWCI
- 6.3(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 3.1%
- 分野(OpenAlex)
- Health disparities and outcomes
- 主要400の選定
- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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