教室における自律性・有能感・関係性:自己決定理論の教育実践への応用
Autonomy, competence, and relatedness in the classroom: Applying self-determination theory to educational practice
Christopher P. Niemiec, Richard M. Ryan(2009)Theory and Research in Education, 7(2), 133–144
教師が生徒の自律性・有能感・関係性を支えることが、内発的動機づけと学びの質を高めることを論じた。
要旨根拠:抄録
自己決定理論(SDT)の概要と教育実践への応用をまとめた論文である。SDTは、人には本来、環境に好奇心をもち、学んで知識を深めようとする性質があると考える。しかし教育者はしばしば学びの場に外からの統制を持ち込み、教師と生徒の関係性を損ない、質の高い学習を支える自発的な過程を妨げてしまう。SDTに基づく多くの実証研究は、内発的動機づけと自律的な外発的動機づけ(価値に納得して取り組む動機)が、学習への積極的な関与と最適な学習につながることを示唆している。また、教師が生徒の自律性・有能感・関係性の欲求を支えると、自律的な学び、成績、ウェルビーイングが促されるとしている。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0001 Ryan & Deci(2000)の自己決定理論を教室に適用した論文(一覧外表記:Niemiec & Ryan (2009))で、W0137 Skinner & Belmont(1993)の教師の関わりと生徒のエンゲージメントの研究とも重なる
- 後続・発展W0024 Ryan & Deci(2020)が教育を含む応用研究を総括した。
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
後続研究(この論文を引用している) 2本
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1177/1477878509104318
- 無料で読めるか
- × 有料(非OA)
- DOI
- 10.1177/1477878509104318
文献表記(APA第7版)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 90.8 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 2,648(うち影響引用 229)・ OpenAlex 2,530
- 年あたり被引用
- 147.1
- FWCI
- 31.6(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.2%
- 分野(OpenAlex)
- Motivation and Self-Concept in Sports
- 主要400の選定
- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
- 注記
- S2の分割レコード(著者・DOI無し)に著者とDOIを手動で補った(Niemiec & Ryan 2009, Theory and Research in Education)。DOI付きの低引用レコードは除去
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 幸せに効くこと自律性欲求の充足(Autonomy, SDT)「自分で選んでいる」という感覚は、幸せの土台のひとつです
- 発達マップニーズ①:自律性(オートノミー)5つの発達段階で比べた表・心理学の理論(性格・臨床・動機)
- 幸せに効くことエンパワリング・リーダーシップ任せて支えるリーダーは、部下の内発的なやる気を育てる
- 名言集人には、自律性・有能感・関係性という、三つの基本的心理欲求があるエドワード・デシ&リチャード・ライアン
- 発達マップ心理的ニーズ(自律性・有能感・関係性)との関係5つの発達段階で比べた表・心理学の理論(性格・臨床・動機)
- 禅語百選自灯明 法灯明自らを灯火とし、法(真理)を灯火とせよ。他人や権威に寄りかからず、自分と真理をよりどころにして歩め。
- 調査・報告書第4期教育振興基本計画(「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」)2023〜2027年度の国の教育政策で「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」を柱に掲げた計画。
- 思想マップアドラー(個人心理学)自分は共同体の役に立っているという感覚(共同体感覚)を持って生きられれば、劣等感は勇気に変わり幸福は自ずと訪れる
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →