世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ A01 主観的幸福感・生活満足 ・ W0176
主要400 幸せそのもの 実証

アフリカ系アメリカ人における広範な差別の知覚:集団同一視と幸福への含意

Perceiving pervasive discrimination among African Americans: Implications for group identification and well-being.

N. Branscombe, Michael T. Schmitt, Richard D. Harvey(1999)Journal of Personality and Social Psychology, 77(1), 135–149

ひとことで
差別知覚と集団同一視

差別の知覚は幸福を直接下げる一方、内集団への同一視を強めることで幸福の低下を一部打ち消すことを示した。

要旨根拠:抄録

人種差別を受けているとどの程度考えるかが異なるアフリカ系アメリカ人を対象に、ウェルビーイングが保たれる過程を調べた研究である。著者らは「拒絶―同一視モデル」を提案した。差別を一貫して自分たちに向けられたものと捉えることは、多数派集団からの拒絶を意味し、ウェルビーイングの低さと直接結びつく。一方でそれは少数派集団への同一視(自分の集団との一体感)を強め、それを通じてウェルビーイングを高める方向にも働くと予測した。構造方程式モデリングによる分析はこのモデルを支持した。差別を広く行き渡ったものと捉えることは、一度の悪い出来事を偏見のせいにする場合とは根本的に異なる影響をもつとしている。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0157 Crocker(1989)の自己防衛仮説とW0152 Luhtanen(1992)の集団的自尊感情に依拠しつつ、差別知覚が幸福を下げる面を示した
  • 統合(メタ分析)W0259 Schmitt(2014)が差別知覚とウェルビーイングの負の関連を確認し、集団同一視の緩衝効果も一部支持した
  • 後続・発展W0892 Lambert(2013)が所属感と人生の意味の関連へ展開した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 7本

後続研究(この論文を引用している) 2本

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論文ページ
https://doi.org/10.1037/0022-3514.77.1.135
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DOI
10.1037/0022-3514.77.1.135

文献表記(APA第7版)

Branscombe, N. R., Schmitt, M. T., & Harvey, R. D. (1999). Perceiving pervasive discrimination among African Americans: Implications for group identification and well-being. Journal of Personality and Social Psychology, 77(1), 135–149. https://doi.org/10.1037/0022-3514.77.1.135

影響力の指標

著名度スコア
86.6 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 2,596(うち影響引用 232)・ OpenAlex 2,560
年あたり被引用
92.7
FWCI
73.1(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Social and Intergroup Psychology
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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