「生きる理由(なぜ)を持つ者は、ほとんどどんな生き方(いかに)にも耐えることができる」
He who has a why to live can bear almost any how.
— フリードリヒ・ニーチェ 『偶像の黄昏』箴言と矢
フランクルの引用によって世界的に広まった
人生の意味は困難を乗り越える力の源泉になる
- 心理学では
- この名言は、心理学でいう「人生の目的(自分が何のために生きるかという感覚)」が、ストレスの打撃をやわらげる緩衝材(バッファー)として働くという考えに重なる。フランクルが『夜と霧』で引用し、ロゴセラピー(意味に焦点を当てる心理療法)の支えとした言葉でもある。Krause(2007)は高齢者を対象にした調査で、人生の意味を強く感じている人ほど、ストレスによる健康面への悪影響が小さいことを示した。またSchaeferら(2013)は、目的意識の高い人ほど、不快な画像を見たあとの感情の動揺から速く立ち直ることを見いだした。苦しい時期こそ「自分は何のためにこれをしているのか」を言葉にして書き留めておくことが、踏みとどまる力につながる。 参考:Krause(2007)「Evaluating the Stress-Buffering Fu…」 ↗/Schaeferら(2013)「Purpose in Life Predicts Better Em…」 ↗