世界の主要ウェルビーイング研究

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健康の基本的側面としての心理的柔軟性

Psychological Flexibility as a Fundamental Aspect of Health

T. Kashdan, Jonathan Rottenberg(2010)Clinical Psychology Review, 30(7), 865–878

ひとことで
心理的柔軟性と心の健康

状況に応じて考え方や行動を切り替え、価値に沿って行動できる心理的柔軟性が、心の健康の中心的要素であることを論じた。

要旨根拠:抄録

従来、ポジティブな感情や思考、強み、帰属・有能感・自律性という基本的欲求の充足が心の健康の礎とされてきた。しかしそれだけでは、人が環境や社会の中で経験する揺れ動く相反する力を捉えきれない。本論文は、心理的柔軟性(=状況の要求を見極めて適応し、うまくいかない考え方や行動を切り替え、生活領域のバランスを保ち、深い価値に沿った行動に心を開いて取り組む力)の重要性を示す文献をレビューした。これまで分断されていた感情調整、マインドフルネスとアクセプタンス、社会・人格心理学、神経心理学の研究を統合し、多くの精神病理ではこうした柔軟性が欠けていることを示した。基礎研究から性質や相関、結果を、応用研究から有望な介入を紹介し、幸福を固定した状態ではなく柔軟な適応の過程として捉える視点を提示した。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0015 Gross(2003)の感情調整の個人差研究とW0045 Bishop(2004)のマインドフルネスの操作的定義を土台に、ACT由来の心理的柔軟性を健康の中核に位置づけた
  • 後続・発展W1024 Wood(2010)のポジティブ臨床心理学やW1093 Rashid(2015)のポジティブ心理療法が、病理とウェルビーイングを統合する臨床枠組みの中でこの考えを取り込んだ
  • 統合(メタ分析)W0490 Houben(2015)が感情の慣性や変動の大きさなど柔軟性を欠く感情ダイナミクスが低いウェルビーイングと関連することを示した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 9本

後続研究(この論文を引用している) 7本

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論文ページ
https://doi.org/10.1016/j.cpr.2010.03.001
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DOI
10.1016/j.cpr.2010.03.001

文献表記(APA第7版)

Kashdan, T. B., & Rottenberg, J. A. (2010). Psychological Flexibility as a Fundamental Aspect of Health. Clinical Psychology Review, 30(7), 865–878. https://doi.org/10.1016/j.cpr.2010.03.001

影響力の指標

著名度スコア
90.5 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 2,789(うち影響引用 140)・ OpenAlex 3,059
年あたり被引用
164.1
FWCI
47.1(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
COVID-19 and Mental Health
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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