友人関係への動機づけ尺度の作成および妥当性・信頼性の検討
Development of Friendship Motivation Scale in the Framework of the Self-Determination Theory
岡田 涼(2005)パーソナリティ研究, 14(1), 101–112
自己決定理論に基づく友人関係への動機づけ尺度を作成し、自己決定的な動機づけほど友人への向社会的行動が多いことを示した。
要旨根拠:抄録
人がなぜ友人と関わるのかという動機づけの質は、友人関係のあり方を左右すると考えられる。本研究は、自己決定理論(=動機づけを、外から強いられたものから自分の興味や価値に基づくものまでの連続体でとらえる理論)の枠組みから、大学生の友人関係への動機づけを測る尺度を作成した。先行研究に従い、外的、取り入れ(=不安や罪悪感による)、同一化(=価値を認めたことによる)、内発(=楽しさや興味による)の4下位尺度を設定した。確認的因子分析、下位尺度間相関、他の尺度との関連から4因子構造と妥当性が示され、α係数と再検査信頼性から一定の信頼性も確認された。さらに、同一化や内発など自己決定的な動機づけが高いほど友人への向社会的行動が多く、この関連は特に男性で強かった。自ら望んで築く友人関係が、他者を思いやる行動につながることが示唆される。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤自己決定理論の動機づけ概念(一覧外:Ryan & Deci (2000))を友人関係に適用し、J500 横塚(1989)の向社会的行動尺度などを妥当性検証に用いた
- 後続・発展J327 岡田(2006)が自律的な友人関係動機づけと自己開示・適応の関連を、J052 岡田(2008)が友人との学習活動への役割を検討した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(日本 576本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。日本語論文は参照データが薄く、空欄でも引用していないとは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 2本
後続研究(この論文を引用している) 2本
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- 論文ページ
- https://doi.org/10.2132/personality.14.101
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- DOI
- 10.2132/personality.14.101
文献表記(日本心理学会式)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 91.2 / 100 スコアとは
- 被引用数
- J-STAGE 36 ・ Crossref 14 ・ Semantic Scholar 13 ・ OpenAlex 20
- 年あたり被引用
- 1.6(J-STAGE)
- 主要100の選定
- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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