マインドフルネスにみる情動制御と心理的治療の研究の新しい方向性
New directions for research of emotion regulation and psychological treatments: Potential benefits of mindfulness construct
杉浦 義典(2008)感情心理学研究, 16(2), 167–177
マインドフルネスの概念が、情動制御と心理療法の研究に新しい方向性をもたらす可能性を論じた。
要旨根拠:抄録
マインドフルネスという概念が、情動制御(=自分の感情を調整すること)と心理的治療という関連し合う二つの研究領域にどんな利点をもたらすかを論じた展望論文である。マインドフルネスには、「意図的に、今この瞬間に、判断せずに注意を向ける」状態(Kabat-Zinn, 1994)と、注意を能動的に制御する介入としての瞑想という二重の意味がある。この特徴から、今後の研究の方向として、(1)多様な心理療法に共通する有効成分としての距離を置いた対処とその注意の基盤、(2)身体に注意を向けることの効用、(3)心理的ウェルビーイングにおける自分の価値へのコミットメントの重要性、の3点が提案された。マインドフルネス介入は、苦痛な思考にあえて焦点を当てないことや、測定・マニュアル化がしやすいことなどで既存の療法と異なる。こうした特徴が新しい研究を生み出す触媒になると期待されている。
関係メモ——この研究のその後
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研究のつながり
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文献表記(日本心理学会式)
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被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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