大学生アスリートの自己形成における本来感と随伴的自己価値が精神的健康に及ぼす影響
The Effect of Contingent Self-Esteem and Authenticity in College Athlete's Self-Development on Their Mental Health
江田 香織、伊藤 正哉、杉江 征(2009)スポーツ心理学研究, 36(1), 37–47
本来感は大学生の精神的健康を促進し、アスリートでは随伴的自己価値が不安・不眠を高めることを示した。
要旨根拠:抄録
自己形成の指標として、本来感(=自分らしくいられているという感覚)と随伴的自己価値(=成功や評価に左右される自尊感情)は対極的な概念とされてきた。本研究は大学生241名(アスリート156名、非アスリート85名)に、本来感尺度、随伴的自己価値尺度、精神的健康調査票(GHQ-28)を実施した。その結果、本来感はアスリートと非アスリートの双方で精神的健康を促進していた。随伴的自己価値はアスリートでのみ不安・不眠を高め、本来感はアスリートの方が高かった。アスリートでは競技成績に依存した自己価値が競技へのコミットメントとパフォーマンス向上を支える面もあり、両者は必ずしも対極ではない可能性がある。アスリートの自己形成は本来感と随伴的自己価値の両面から考える必要があると示唆された。
研究のつながり
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先行研究(この論文が引用している) 3本
- J012 自分らしくある感覚 (本来感) と自尊感情がwell-beingに及ぼす影響の検討 伊藤(2005) 教育心理学研究 主要100 被引用 66
- J021 成人女性の多様なライフスタイルと心理的well-beingに関する研究 西田(2000) 教育心理学研究 主要100 被引用 53
- J068 大学生の主体的な自己形成を支える自己感情の検討 伊藤(2006) 教育心理学研究 主要100 被引用 24
後続研究(この論文を引用している)
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- 論文ページ
- https://doi.org/10.4146/jjspopsy.36.37
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- DOI
- 10.4146/jjspopsy.36.37
文献表記(日本心理学会式)
影響力の指標
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- J-STAGE 5 ・ Crossref 2 ・ Semantic Scholar 0 ・ OpenAlex 2
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- 0.3(J-STAGE)
被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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