世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ B06 社会的つながり・孤独・帰属 ・ W0063
主要400 ありがとう レビュー 無料で読める

孤独感は重要である:その帰結とメカニズムに関する理論的・実証的レビュー

Loneliness Matters: A Theoretical and Empirical Review of Consequences and Mechanisms

Louise C. Hawkley, J. Cacioppo(2010)Annals of Behavioral Medicine, 40(2), 218–227

ひとことで
孤独感の帰結と仕組み

孤独感が社会的脅威への過敏さを通じて心身の健康を損なう仕組みを理論化し、介入の手がかりを示した。

要旨根拠:抄録

社会的な種である人間は、安全で安心できる人間関係の中で生き延び、繁栄する。孤独感(=社会的に孤立しているという知覚)は脅威への警戒心と脆弱さの感覚を高め、同時に再びつながりたいという欲求も高める。本論文は、孤独感の特徴と帰結を包括的な理論枠組みの中で整理し、孤独感を減らす介入に役立てることを目的とした総説である。社会的脅威への無意識の過剰警戒が心理過程を変え、生理機能に影響し、睡眠の質を下げ、罹患率や死亡率を高めることを概観した。孤独感の「調整ループ」の考え方で認知・行動・生理的帰結を説明した。孤独は単に一人でいることではなく、介入には注意・確証・記憶の偏りへの対処が必要だと論じた。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0274 Cacioppo(2006)とW0318 Cacioppo(2010)の縦断研究に基づいて理論化した
  • 後続・発展W0126 Holt-Lunstad(2015)が孤独感の死亡リスクを、W0324 Valtorta(2016)が心血管疾患リスクを統合し、W0515 Luchetti(2020)やW1420 Gubler(2020)がコロナ禍の孤独感を検討した
  • 統合(メタ分析)一覧外:Masi et al.(2011)の介入メタ分析は、本論文の主張どおり社会的認知の偏りに働きかける介入が最も効果的であることを示した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

この論文が出てくる研究の系譜

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 5本

後続研究(この論文を引用している) 13本

ほか 1 件

読む・引用する

論文ページ
https://doi.org/10.1007/s12160-010-9210-8
無料で読めるか
○ ブロンズ(出版社サイトで無料・ライセンス不明) 無料本文 ↗
DOI
10.1007/s12160-010-9210-8

文献表記(APA第7版)

Hawkley, L. C., & Cacioppo, J. T. (2010). Loneliness Matters: A Theoretical and Empirical Review of Consequences and Mechanisms. Annals of Behavioral Medicine, 40(2), 218–227. https://doi.org/10.1007/s12160-010-9210-8

影響力の指標

著名度スコア
95.2 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 4,226(うち影響引用 213)・ OpenAlex 4,880
年あたり被引用
248.6
FWCI
38.5(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Health disparities and outcomes
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの

内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →

あわせて読む 世界の最新ウェルビーイング研究 → こちらは定番の古典と著名論文。あちらは、AIが毎日集める最新の論文データベース。土台と最前線を行き来できます。
話題・一言でいうと・要旨・分類・関係メモは、論文の抄録をもとにAI(Claude)が作成し、はぴテックが確認したものです。本文まで読んで書いたものではないため、数値や結論の詳細は原著でご確認ください。被引用数は Semantic Scholar・OpenAlex・J-STAGE・Crossref の値で、順位の目安です。 出典として「はぴテック『世界の主要ウェルビーイング研究一覧』」を明記のうえ、ご自由にお使いください。 世界の主要ウェルビーイング研究一覧(Excel・世界1,782・日本576) / 系譜図 / 2026-10-07 版(v1.0)
データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
© 株式会社はぴテック