世界の論文 ・ A06 幸福の経済学(所得・失業・格差) ・ W0719
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近隣環境が低所得成人の長期的ウェルビーイングに与える影響
NEIGHBORHOOD EFFECTS ON THE LONG-TERM WELL-BEING OF LOW-INCOME ADULTS
Jens Ludwig, G. Duncan, Lisa A. Gennetian et al.(2012)Science, 337(6101), 1505–1510
ひとことで
貧困地域からの転居実験
無作為化住宅移動実験により、貧困地域からより貧困の少ない地域への転居が長期的に主観的幸福感を高めることを示した。
要旨根拠:抄録
極度の貧困地域に住むことが住民の幸福を損なうと考えられてきたが、因果関係の特定は難しかった。本研究は1990年代半ばに米国5都市で行われた無作為化住宅移動実験「Moving to Opportunity」(=貧困地域の住民にくじで住宅バウチャーを配り、低貧困地域への転居を促した社会実験)のデータを用い、10〜15年後の成果を分析した。その結果、高貧困地域から低貧困地域へ移った人々は、経済的な自立度には変化がなかったものの、主観的幸福感が長期的に改善し、身体的・精神的健康の一部も向上した。所得そのものよりも近隣の貧困度が幸福に大きく関わることを示し、住宅・都市政策の評価に幸福指標を用いる意義を示唆している。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 7本
- W0133 主観的幸福感――30年の進歩 Diener(1999) Psychological Bulletin 主要400 被引用 3,418
- W0172 主観的幸福感の測定の発展 Kahneman(2006) The Journal of Economic Perspectives 主要400 被引用 2,538
- W0416 ウェルビーイング指標の弁別的妥当性 Lucas(1996) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 1,907
- W2341 経済成長と主観的幸福感――イースタリン・パラドックスの再検討 Stevenson(2008) Brookings Papers on Economic Activity 主要400 被引用 539
- W0657 経済学における幸福データの活用法 Tella(2006) The Journal of Economic Perspectives 被引用 953
- W0745 人間のウェルビーイングの主観的指標の客観的裏づけ:米国からの証拠 Oswald(2010) Science 被引用 722
- W0819 ポジティブ感情と健康に関わる神経内分泌・心血管・炎症プロセス Steptoe(2005) Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 被引用 792
後続研究(この論文を引用している) 1本
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- https://doi.org/10.1126/science.1224648
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- DOI
- 10.1126/science.1224648
文献表記(APA第7版)
Ludwig, J., Duncan, G. J., Gennetian, L. A., Katz, L. F., Kessler, R. C., Kling, J. R., & Sanbonmatsu, L. (2012). NEIGHBORHOOD EFFECTS ON THE LONG-TERM WELL-BEING OF LOW-INCOME ADULTS. Science, 337(6101), 1505–1510. https://doi.org/10.1126/science.1224648
影響力の指標
- 著名度スコア
- 56.2 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 707(うち影響引用 36)・ OpenAlex 755
- 年あたり被引用
- 47.1
- FWCI
- 53.6(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Health disparities and outcomes
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
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- 名言集他人のためにお金を使うことは、自分のために使うよりも幸福感を高めるエリザベス・ダン
- 名言集親切な行為を意図的に行うことは、幸福感を高める最も確実な方法の一つであるソニア・リュボミアスキー
- 調査・報告書欧州社会調査(ウェルビーイング・モジュール)欧州で2年ごとに行う社会調査。幸福感を毎回尋ね、詳しいウェルビーイング調査も数回実施。
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