個人的努力目標間の葛藤:心理的・身体的ウェルビーイングへの短期的・長期的影響
Conflict among personal strivings: immediate and long-term implications for psychological and physical well-being.
Robert A Emmons, L. King(1988)Journal of Personality and Social Psychology, 54(6), 1040–1048
自分の目標同士が葛藤したりそれへの気持ちが両価的だったりすると、ネガティブ感情や心身の不調が増えることを示した。
要旨根拠:抄録
人が日常で追求する個人的努力目標(パーソナル・ストライビング)の間の葛藤や、目標に対するアンビバレンス(=やりたい気持ちとやりたくない気持ちが混在すること)が心身のウェルビーイングに与える影響を検討した。2つの研究で大学生88名が15個の目標を挙げ、目標間の葛藤と各目標へのアンビバレンスを評定し、日誌法と経験サンプリング法でポジティブ・ネガティブ感情や身体症状を測定した。葛藤とアンビバレンスは、ネガティブ感情、抑うつ、神経症傾向、心身症的な訴えの多さと関連し、葛藤は過去1年の保健センター受診や病気とも関連した。1年後の追跡では評定は安定しており、心身症的な訴えを予測した。第3研究では、葛藤のある目標ほど行動には移されない一方で、考える時間は長いことが示され、目標の調和が幸福に重要であることが示唆された。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W0454 Emmons(1986)の個人的努力(personal strivings)の枠組みを、目標間の葛藤へ展開した
- 後続・発展W1244 Elliot(1997)が回避目標と幸福の関係へ、W0111 Lyubomirsky(2005)とW1092 Sheldon & Lyubomirsky(2006)が意図的活動による持続的幸福のモデルへと目標研究を発展させた
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
後続研究(この論文を引用している) 8本
- W0111 幸福の追求:持続的な変化の構造 Lyubomirsky(2005) Review of General Psychology 主要400 被引用 3,220
- W0444 主観的ウェルビーイング科学の進展と未解決の問い Diener(2018) Collabra: Psychology 主要400 被引用 946
- W0553 ポジティブ感情と人生の意味の経験 King(2006) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 1,192
- W1092 幸福の持続的な向上を達成する:環境ではなく行動を変えよ Sheldon(2006) Journal of Happiness Studies 主要400 被引用 432
- W0332 ソーシャルサポートの新しい見方:人間関係を通じた繁栄に関する理論的視点 Feeney(2014) Personality and Social Psychology Review 被引用 1,316
- W0683 なぜある人は他の人より幸せなのか:ウェルビーイングにおける認知的・動機的プロセスの役割 Lyubomirsky(2001) American Psychologist 被引用 988
- W0697 子育ての苦しみと喜び:親であることは、いつ、なぜ、どのようにウェルビーイングの高低と関連するのか Nelson(2014) Psychological bulletin 被引用 641
- W1244 回避的な個人目標と主観的幸福感 Elliot(1997) Personality and Social Psychology Bulletin 被引用 400
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- 論文ページ
- https://doi.org/10.1037/0022-3514.54.6.1040
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- DOI
- 10.1037/0022-3514.54.6.1040
文献表記(APA第7版)
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- FWCI
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- 同年同分野で
- 上位 2.0%
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- Agricultural risk and resilience
- 主要400の選定
- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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