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コンパッション:その進化から心理療法へ

Compassion: From Its Evolution to a Psychotherapy

P. Gilbert(2020)Frontiers in Psychology, 11, 586161

ひとことで
思いやりの進化と心理療法

養育行動の進化から人間のコンパッションが生まれる仕組みを説明し、心理療法の中心に据える理論モデルを示した。

要旨根拠:抄録

コンパッションの概念と、それを育てることの恩恵は、瞑想的な伝統の中で何千年も認識されてきた。過去30年ほどの研究で、コンパッションはウェルビーイング、心の健康の問題への対処、向社会的行動の促進に大きな生理的・心理的効果を持つことが明らかになってきた。本論文は、養育行動とそこから派生するコンパッションについて、進化の知見に基づく生物・心理・社会的な多要素モデルを示している。まず、養育動機の起源と、子どもに安全基地(=保護、承認、励まし、導きの源)と安全な避難所(=なだめと安らぎの源)を提供する養育・愛着行動の機能を検討する。次に、人間特有の認知能力による「心の気づき」や「意図的な理解」が、基本的な養育動機をコンパッションの潜在力へと変えると論じる。心理療法は心の苦しみを扱うものであり、自他へのコンパッションの動機と能力を育てることが中心的な焦点となりうると結論づけている。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0244 Gilbert(2014)のコンパッション・フォーカスト・セラピーの起源論と、W0764 Gilbert(2017)のコンパッション尺度CEASを踏まえ、進化論から療法までを統合した
  • 統合(メタ分析)W0566 Kirby(2017)がコンパッション介入のメタ分析で、苦痛軽減と幸福向上に中程度の効果を報告している

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 6本

後続研究(この論文を引用している)

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論文ページ
https://doi.org/10.3389/fpsyg.2020.586161
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DOI
10.3389/fpsyg.2020.586161

文献表記(APA第7版)

Gilbert, P. (2020). Compassion: From Its Evolution to a Psychotherapy. Frontiers in Psychology, 11, 586161. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2020.586161

影響力の指標

著名度スコア
43.4 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 316(うち影響引用 26)・ OpenAlex 361
年あたり被引用
45.1
FWCI
12.9(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 1.2%
分野(OpenAlex)
Mindfulness and Compassion Interventions
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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