世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ B10 自尊感情・自己受容・自己肯定 ・ W0244
主要400 ありのままに 理論

コンパッション・フォーカスト・セラピーの起源と本質

The origins and nature of compassion focused therapy.

P. Gilbert(2014)British Journal of Clinical Psychology, 53(1), 6–41

ひとことで
CFTの理論的基盤

進化論的な動機・感情システムの分析に基づき、自他への思いやりを育てることで心の問題に対処するCFTの考え方を示した。

要旨根拠:抄録

コンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT=思いやりの感情を育てることを中心とする心理療法)は、集団生活、順位づけ、養育などの社会的動機システムと、脅威への反応、資源の追求、満足・安心という感情システムの進化的・機能的分析に根ざしている。人類は推論、想像、他者の心の理解などの新しい認知能力を進化させたが、それが古い動機・感情システムと衝突し、破壊的行動や心の問題を生みやすい「厄介な脳」をもたらしたとCFTは考える。一方で、哺乳類とくに人間は、親和的・養育的・利他的な行動のための動機と感情も進化させており、これが破壊的な傾向を大きく打ち消しうる。そのためCFTは、親和的な動機と感情に(マインドフルに)アクセスし、耐え、自分と他者に向けられるようにし、内なる思いやりを育てることを重視する。とくに恥や自己批判に関わる困難への援助に役立つと論じた論文である。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0430 Neff(2009)のセルフ・コンパッション研究やW0607 Hofmann(2011)の慈悲の瞑想研究を進化論的な感情調整システムの枠組みで統合した
  • 後続・発展W0764 Gilbert(2017)がコンパッションの関与と行動を測る尺度を開発し、W0972 Gilbert(2020)が進化から心理療法までを再整理した
  • 統合(メタ分析)W0566 Kirby(2017)がコンパッション系介入の効果を中程度とまとめた

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 8本

後続研究(この論文を引用している) 5本

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論文ページ
https://doi.org/10.1111/bjc.12043
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DOI
10.1111/bjc.12043

文献表記(APA第7版)

Gilbert, P. (2014). The origins and nature of compassion focused therapy. British Journal of Clinical Psychology, 53(1), 6–41. https://doi.org/10.1111/bjc.12043

影響力の指標

著名度スコア
82.9 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,465(うち影響引用 201)・ OpenAlex 1,598
年あたり被引用
112.7
FWCI
42.1(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Mindfulness and Compassion Interventions
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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話題・一言でいうと・要旨・分類・関係メモは、論文の抄録をもとにAI(Claude)が作成し、はぴテックが確認したものです。本文まで読んで書いたものではないため、数値や結論の詳細は原著でご確認ください。被引用数は Semantic Scholar・OpenAlex・J-STAGE・Crossref の値で、順位の目安です。 出典として「はぴテック『世界の主要ウェルビーイング研究一覧』」を明記のうえ、ご自由にお使いください。 世界の主要ウェルビーイング研究一覧(Excel・世界1,782・日本576) / 系譜図 / 2026-10-07 版(v1.0)
データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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