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希望的観測の複雑な力学:臨界ポジティビティ比

The complex dynamics of wishful thinking: the critical positivity ratio.

Nicholas J. L. Brown, A. Sokal, H. Friedman(2013)American Psychologist, 68(9), 801–813

ひとことで
ポジティビティ比批判

ポジティブ感情とネガティブ感情の比率2.9013が臨界値だとする主張には根拠がないことを示した。

要旨根拠:抄録

Fredrickson and Losada(2005)が提唱した「ポジティビティ比」(=ポジティブ感情とネガティブ感情の比率で、約2.9を超えると人が繁栄するとされた値)の主張を批判的に検討した論文である。著者らは、物理学の流体力学に由来する微分方程式を人間の感情の時間的変化の記述に用いることに、理論的にも実証的にも正当な理由がないと指摘した。さらに、その方程式の適用には概念面・数学面の基本的な誤りが数多く含まれていることを示した。これらから、臨界的な最小ポジティビティ比2.9013の存在を示したという主張はまったく根拠がないと結論した。非線形力学のような高度な数理手法を使う際は、適用の前提条件が満たされているかを確かめるよう研究者に警告している。

この論文が出てくる研究の系譜

研究のつながり

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論文ページ
https://doi.org/10.1037/a0032850
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DOI
10.1037/a0032850

文献表記(APA第7版)

Brown, N. J. L., Sokal, A. D., & Friedman, H. L. (2013). The complex dynamics of wishful thinking: the critical positivity ratio. American Psychologist, 68(9), 801–813. https://doi.org/10.1037/a0032850

影響力の指標

著名度スコア
20.6 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 186(うち影響引用 9)・ OpenAlex 230
年あたり被引用
13.3
FWCI
24.8(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.3%
分野(OpenAlex)
Psychological Well-being and Life Satisfaction

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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