「千里の行も足下より始まる」
A journey of a thousand miles begins with a single step.
— 老子 『老子』第64章
遠大な目標も、目の前の一歩から始まる
- 心理学では
- この名言は、遠い目標を手の届く小さな下位目標(近接目標)に分け、目の前の一歩に集中する知恵である。Bandura & Schunk(1981)は、算数が苦手な子どもを対象に実験を行った。その結果、毎回の学習ごとに小さな目標を立てた子どもは、遠い最終目標だけを持った子どもより学習が速く進んだ。さらに、自己効力感(「自分にはできる」という感覚)や課題への興味も高まった。またAmabile & Kramer(2011)は、働く人の日誌を分析した。そして、小さな前進を実感できた日ほど、意欲や仕事への前向きな感情が高いことを見いだした。大きな仕事ほど、今日終えられる一歩を決めて手をつけることが、やりがいと熟達への道を開く。 参考:Bandura & Schunk(1981)「Cultivating competence, self-effic…」/Amabile & Kramer(2011)「The progress principle」 ↗