青年の自己愛傾向と自尊感情, 友人関係のあり方との関連
Relationships among Narcissistic Personality, Self-Esteem, and Friendship in Adolescence
小塩 真司(1998)教育心理学研究, 46(3), 280–290
自己愛傾向は広い友人関係と、自尊感情は深い友人関係と関連することを示し、自己愛と自尊感情の違いを明らかにした。
要旨根拠:抄録
自己愛(=自分を特別な存在と感じ、賞賛を求める傾向)と自尊感情はどちらも自分を肯定的にとらえる心理だが、その違いや青年期の友人関係との関わりは十分に分かっていなかった。本研究は、青年265名に自己愛人格目録(NPI)、自尊感情尺度、友人関係尺度を実施した。NPIからは「優越感・有能感」「注目・賞賛欲求」「自己主張性」の3下位尺度が得られた。自己愛は全体として自尊感情と正の相関を示したが、「注目・賞賛欲求」は自尊感情と無相関で、他者の評価に敏感で社会的な不安を抱えやすい特徴がうかがえた。友人関係は広さと浅さの2次元で4類型に分けられ、自己愛傾向は広い友人関係と、自尊感情は深い友人関係と関連していた。他者の賞賛に頼らない自己肯定感が深いつながりを支える可能性が示唆される。
関係メモ——この研究のその後
- 後続・発展J156 小塩(2001)が自己愛と自尊感情の変動性へ展開し、J392 川崎(2010)が自己受容の観点から両者の違いを再検討した。J012 伊藤(2005)、J004 有光(2014)も自尊感情の関連研究として引用している
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
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- https://doi.org/10.5926/jjep1953.46.3_280
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文献表記(日本心理学会式)
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- J-STAGE 43 ・ Crossref 20 ・ Semantic Scholar 23 ・ OpenAlex 25
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被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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