日本版HEMA尺度の作成と検討──幸せへの動機づけとは──
The Hedonic and Eudaimonic Motives for Activities (HEMA) in Japan: The pursuit of well-being
浅野 良輔、五十嵐 祐、塚本 早織(2014)心理学研究, 85(1), 69–79
幸せを求める動機を快楽・リラックス・エウダイモニアの3方向で測る日本版HEMA尺度を作成し、妥当性を示した。
要旨根拠:抄録
ヘドニア(=快楽やくつろぎを求めること)とエウダイモニア(=自分の価値観に沿って自己を高めようとすること)は、それぞれ独自にウェルビーイングに寄与するとされる。本研究は、北米で開発された活動の快楽的・エウダイモニア的動機尺度(HEMA)の日本版を作成し、その構成概念妥当性を検討した。感情研究の知見にもとづき、人は快楽、リラックス、エウダイモニアの3方向で幸せを追求すると仮定した。研究1では原版を用いて日本人の幸せの追求を検討し、3因子モデルが支持された。研究2では日本版が3つの動機を測れることが示され、各下位尺度は十分な内的一貫性を持ち、性差はみられなかった。人生満足度、感情、Ryffの心理的ウェルビーイング、ソーシャルサポート、生活習慣などの外的基準とも理論通りに対応し、幸せの追求を扱う研究と公共政策への示唆を論じた。
関係メモ——この研究のその後
- 日本語版・翻訳一覧外:Huta & Ryan (2010) のHEMA尺度の日本語版
- 先行・基盤J305 熊野(2011)の幸せへの3志向性(快楽・意味・没頭)を参照し、J011 小川(2000)の一般感情尺度やJ021 西田(2000)の心理的well-being尺度で妥当性を検討した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
この論文が出てくる研究の系譜
研究のつながり
この一覧(日本 576本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。日本語論文は参照データが薄く、空欄でも引用していないとは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 5本
- J005 多面的感情状態尺度の作成 寺崎(1992) 心理学研究 主要100 被引用 169
- J011 一般感情尺度の作成 小川(2000) 心理学研究 主要100 被引用 75
- J021 成人女性の多様なライフスタイルと心理的well-beingに関する研究 西田(2000) 教育心理学研究 主要100 被引用 53
- J058 大学生と成人における家族と友人の知覚されたソーシャル・サポートとそのストレス緩和効果 福岡(1997) 心理学研究 被引用 31
- J305 日本人における幸せへの3志向性──快楽・意味・没頭志向性── 熊野(2011) 心理学研究 被引用 7
後続研究(この論文を引用している)
この一覧の中には見つかっていません。
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.4992/jjpsy.85.69
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- DOI
- 10.4992/jjpsy.85.69
文献表記(日本心理学会式)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 85.5 / 100 スコアとは
- 被引用数
- J-STAGE 20 ・ Crossref 19 ・ Semantic Scholar 20 ・ OpenAlex 22
- 年あたり被引用
- 1.5(J-STAGE)
- 主要100の選定
- 幸福感本体枠(A01/A02/A03/A12/B15の上位15)
被引用数の取得日:J-STAGE・Crossref・Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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