世界の論文 ・ A01 主観的幸福感・生活満足 ・ W0510
主要400 幸せそのもの 実証
宗教的関与と主観的幸福感
Religious involvement and subjective well-being.
C. Ellison(1991)Journal of Health and Social Behavior, 32(1), 80
ひとことで
宗教と主観的幸福感
宗教的確信は生活満足や幸福に直接的で大きな正の効果をもち、礼拝出席などの効果は主に間接的であることを示した。
要旨根拠:抄録
宗教へのかかわり方の違いが主観的幸福感とどう関係するかを多面的に検討した研究である。礼拝への出席、私的な祈りなどの信仰実践、宗教的確信(=信仰に基づく人生観への確かさ)を区別し、調査データを用いて生活満足や幸福との関連を分析した。その結果、礼拝出席や私的な信仰実践の効果は、主に信仰体系を強めることを通じた間接的なものであった。一方、宗教的確信の効果は直接的で大きく、強い信仰をもつ人ほど生活満足と幸福が高く、トラウマ的な出来事による心理的な悪影響も小さかった。生活満足については、この効果は高齢者や学歴の低い人で特に顕著であり、宗派による差も見られた。宗教がもたらす存在の意味づけが幸福を支えることを示唆する。
関係メモ——この研究のその後
- 先行・基盤W1127 Pollner(1989)の神との関係と幸福の研究に連なる
- 後続・発展W0573 Lim(2010)が宗教の生活満足効果は会衆内の友人ネットワークで大部分説明されると示し、W1440 Chen(2020)が礼拝参加とその後の健康・幸福の関連を大規模縦断データで検証した。W0133 Diener(1999)とW0258 Myers(1995)は宗教を幸福の相関要因として整理した
反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 3本
- W0010 ストレス、ソーシャルサポート、および緩衝仮説 Cohen(1985) Psychological bulletin 主要400 被引用 18,943
- W1127 神との関係、人との関係、そしてウェルビーイング Pollner(1989) Journal of Health and Social Behavior 被引用 497
- W2170 生活満足度の決定要因の調整要因としての年齢 George(1985) Research on Aging 被引用 115
後続研究(この論文を引用している) 7本
- W0133 主観的幸福感――30年の進歩 Diener(1999) Psychological Bulletin 主要400 被引用 3,418
- W0258 幸せなのは誰か Myers(1995) Psychological Science 主要400 被引用 2,605
- W0336 助けることが助けになるとき:向社会的行動の自律的動機づけと、助ける側・助けられる側のウェルビーイング Weinstein(2010) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 1,498
- W0444 主観的ウェルビーイング科学の進展と未解決の問い Diener(2018) Collabra: Psychology 主要400 被引用 946
- W0573 宗教、社会的ネットワーク、生活満足 Lim(2010) American Sociological Review 主要400 被引用 1,019
- W0771 ライフコースにおけるボランティア活動の効果の違い Willigen(2000) The Journals of Gerontology Series B 被引用 753
- W1018 主観的ウェルビーイングを理解する——心理学と公衆衛生からの視点 Das(2020) Public Health Reviews 被引用 361
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.2307/2136801
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- DOI
- 10.2307/2136801
文献表記(APA第7版)
Ellison, C. G. (1991). Religious involvement and subjective well-being. Journal of Health and Social Behavior, 32(1), 80. https://doi.org/10.2307/2136801
影響力の指標
- 著名度スコア
- 69.1 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 1,478(うち影響引用 147)・ OpenAlex 1,484
- 年あたり被引用
- 41.1
- FWCI
- 6.1(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 3.8%
- 分野(OpenAlex)
- Religion, Spirituality, and Psychology
- 主要400の選定
- 著名度スコア上位(概念・年代枠内)
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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