幸福↑ 幸せを高める 確度B大規模研究・複数の研究が一致
宗教コミュニティ帰属
宗教集団への参加と教友ネットワーク
宗教が幸せに効くのは『信じること』より『仲間がいること』からみたいです
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正人生満足と正
感情のバランス(PANAS)
○正PA正
- ほかの幸福度指標
- 社会的紐帯 正
- なぜ効くのか
- 信念より宗教内の社会的紐帯が生活満足を媒介
- 幸せの4因子
- ありがとう ありがとう
こうすると更に効く
宗教集団への参加と人生満足の関連は、信念そのものより宗教コミュニティ内の社会的紐帯(親しい教友の数)によって媒介されていました(Lim & Putnam, 2010)。つまり効いているのは宗教の社交側面なんです。メカニズムは、定期的に顔を合わせる場、共有された価値観、困ったときに支え合う関係が重なることです。コツは、参加するならコミュニティとしての関わりを持つこと(礼拝や行事に出るだけでなく、個人的に話せる教友を持つ)。特定の宗教に関心がない人にとっても、この知見は『定期的に集まり、価値観を共有し、支え合う場』が同じ経路で効く可能性を示しています。地域活動、趣味の会、学びのコミュニティなどで代替できるかもしれません。
気をつけること
確度Bで、たぶんそうだろうという段階です。パネルデータに基づきますが観察研究なので、コミュニティ参加が幸福を生むのか、幸福な人が参加しやすいのかは双方向の可能性があります。米国のデータが中心で、宗教の社会的役割が異なる日本にそのまま当てはまるかは不明です。閉鎖的なコミュニティでは、同調圧力や排除が幸福を損なうこともあります。一般的なコミュニティ帰属や信仰そのものとは別の行なので混同しないでください。
最初の一歩
自分が『定期的に集まり、価値観を共有し、支え合える』場を持っているか考えてみる。なければ、月1回の集まりがあるコミュニティ(宗教に限らず)を1つ探してみてください。
主要な研究
- Lim & Putnam(2010, Am Sociol Rev)
メモ:一般コミュニティ帰属・信仰そのものと別(宗教の社交側面)
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「地域・コミュニティ」の項目
幸福↑ A 社会的つながりの多様性 家族・友人・同僚・顔見知りと、付き合う『種類』が豊かな人ほど幸せみたいです 幸福↑ B 弱い紐帯との交流(Weak-tie) 店員さんや顔見知りとのひと言が、その日の気分と帰属感を上げてくれます 幸福↑ B コミュニティ所属 「居場所が複数ある」こと自体が、幸せのセーフティネットになるんです 幸福↑ B 一般的信頼 「人はだいたい信じられる」と思える人のほうが、幸せみたいです 幸福↑ A 近所づきあい 「近所にゆるいつながりがある」感覚は、小さいけれど心の落ち込みを防ぐんです 幸福↑ B 社会的ネットワークの大きさ 知り合いの「人数」より「孤独を感じていないか」のほうが効く 混在 B オンライン・コミュニティ ネットの支え合いは「対面の代わり」ではなく「補い」として効く 幸福↑ B クラブ・サークル所属(スポーツ・趣味) 運動は「仲間と」すると、一人でするより抑うつ予防に効く
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 主要研究宗教、社会的ネットワーク、生活満足Lim(2010)・宗教的な人の生活満足が高いのは、礼拝への参加と教会内の友人関係によることを示した。
- 主要研究宗教的関与と主観的幸福感Ellison(1991)・宗教的確信は生活満足や幸福に直接的で大きな正の効果をもち、礼拝出席などの効果は主に間接的であることを示した。
- 発達マップ宗教団体のあらわれ方5つの発達段階で比べた表・社会のシステム
- 発達マップ「生きとし生けるものの幸せを願う」の定義5つの発達段階で比べた表・根本の定義(段階とは何か)
- 思想マップキリスト教神との交わりにおいて人が真に人となる、自分の力ではなく恩寵(神からの無償の贈り物)として与えられる至福
- 名言集幸福な社会の鍵は、所得だけではない。社会的支援、健康、自由、寛容、そして信頼であるジョン・ヘリウェルほか
- 禅語百選入鄽垂手街に入って、手を垂れる。悟りを得た人が、ふたたび俗世の雑踏に戻り、人々とともに生きる。修行の最終段階。
- 調査・報告書仕事と幸福(世界幸福度報告2017 第6章)仕事があること、仕事の種類、職場の特徴が幸福とどう関係するかを世界のデータで調べた章。
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