中国人におけるコナー・デビッドソン・レジリエンス尺度(CD-RISC)の因子分析と心理測定的評価
Factor analysis and psychometric evaluation of the Connor-Davidson Resilience Scale (CD-RISC) with Chinese people
Xiao-nan Yu, Jian-Xin Zhang(2007)Social Behavior and Personality An International Journal, 35(1), 19–30
CD-RISC中国語版では原版の5因子構造が再現されず、粘り強さ・強さ・楽観の3因子構造が得られることを示した。
要旨根拠:抄録
CD-RISCは米国の心的外傷後ストレス障害(PTSD)研究から生まれたレジリエンス(=逆境から立ち直り適応する力)の尺度であり、本研究はその中国語版の心理測定的特性を検討した。中国人のデータで確証的因子分析(=想定した因子構造がデータに合うかを確かめる分析)を行ったところ、米国で得られた原版の5因子構造は確認されなかった。探索的因子分析(=データから因子構造を見出す分析)では、粘り強さ(Tenacity)、強さ(Strength)、楽観(Optimism)の3因子構造が得られた。信頼性係数は0.91と高く、自尊感情、人生満足度、NEO-FFI(=ビッグファイブ性格検査の短縮版)の性格特性との相関も予想どおりで妥当性も良好であった。西洋のレジリエンス概念と測定は中国人の適応行動の理解に役立つが、中国文化に合わせた概念の修正も必要であると結論している。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 7本
- W0092 レジリエンスの高い人はポジティブ感情を使ってネガティブな感情経験から立ち直る Tugade(2004) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 3,898
- W0102 レジリエンス尺度の開発と心理測定的評価 Wagnild(1993) Journal of Nursing Measurement 主要400 被引用 3,887
- W0160 ストレスの多いライフイベント、性格、健康:ハーディネスの探究 Kobasa(1979) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 4,009
- W0229 IQと自我レジリエンス:概念的・実証的なつながりと区別 Block(1996) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 2,416
- W0441 生活満足度の測定 Neugarten(1961) Journal of Gerontology 被引用 2,619
- W0481 若年成人におけるレジリエンスと性格、コーピング、精神症状との関係 Campbell-Sills(2006) Behaviour Research and Therapy 被引用 1,386
- W0718 気質的楽観性と冠動脈バイパス手術からの回復:身体的・心理的ウェルビーイングへの有益な効果 Scheier(1989) Journal of Personality and Social Psychology 被引用 1,085
後続研究(この論文を引用している) 2本
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- 同年同分野で
- 上位 8.6%
- 分野(OpenAlex)
- Resilience and Mental Health
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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