コロナ禍の医療従事者におけるバーンアウトとその他の心理的ウェルビーイングの決定要因――多国籍横断研究
Determinants of burnout and other aspects of psychological well-being in healthcare workers during the Covid-19 pandemic: A multinational cross-sectional study
A. Scott, B. Tan, Chan Yiong Huak et al.(2020)medRxiv, 16(4), e0238666
英国・ポーランド・シンガポールの医療従事者3537人の67%がバーンアウト陽性で、職種や再配置、安全文化の低さが危険因子であることを示した。
要旨根拠:抄録
新型コロナウイルス感染症の流行は医療システムと医療従事者に前例のない負担をもたらしたが、安全に対する態度と心理的な状態との関係はまだ検討されていなかった。本研究は2020年3月から6月にかけて英国、ポーランド、シンガポールの医療従事者を対象に、安全態度質問票(SAQ=職場の安全文化の認識を測る尺度)、オルデンバーグ・バーンアウト尺度、病院不安抑うつ尺度を用いた質問紙調査を行い、多変量ロジスティック回帰分析で予測因子を検討した。参加した3537人のうち、67%がバーンアウト、20%が不安、11%が抑うつの基準に該当した。バーンアウトの危険因子は、医師・看護師などの患者に接する職種、配置転換、安全態度得点が最下位4分の1であること、不安と抑うつであった。一方、SARS-CoV-2検査を受けたことと安全態度得点が最上位4分の1であることは保護因子であった。リスクの高い集団への的を絞った支援と、医療従事者への積極的な検査の重要性を示唆している。
研究のつながり
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先行研究(この論文が引用している) 5本
- W0012 バーンアウトの仕事の要求度-資源モデル Demerouti(2001) Journal of Applied Psychology 主要400 被引用 13,194
- W0021 経験されたバーンアウトの測定 Maslach(1981) Journal of Organizational Behavior 被引用 13,906
- W0323 マインドフル・コミュニケーション教育プログラムと、プライマリケア医のバーンアウト・共感・態度との関連 Krasner(2009) Journal of the American Medical Association (JAMA) 被引用 1,670
- W0405 医療スタッフのウェルビーイング、バーンアウト、患者安全:システマティックレビュー Hall(2016) PLoS ONE 被引用 1,424
- W0545 2つのバーンアウト尺度の収束的妥当性:多特性多方法分析 Demerouti(2003) European Journal of Psychological Assessment 被引用 1,141
後続研究(この論文を引用している)
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文献表記(APA第7版)
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- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Healthcare professionals’ stress and burnout
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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