イタリア語版ポジティブ・ネガティブ感情尺度(PANAS)の因子的妥当性と構成概念妥当性
Factorial and construct validity of the Italian Positive and Negative Affect Schedule (PANAS).
A. Terracciano, R. McCrae, Jr. Costa Paul T.(2003)European Journal of Psychological Assessment, 19(2), 131–141
イタリア語版PANASが米国版と同じ2因子構造を持ち、信頼性と構成概念妥当性の高い自己報告尺度であることを示した。
要旨根拠:抄録
PANAS(=ポジティブ感情とネガティブ感情をそれぞれ10語で測る代表的な感情尺度)のイタリア語版が信頼でき妥当な尺度かを検討した。イタリアのサンプル600名で、PANASは堅固な心理測定的特性を示し、米国で得られた知見の多くが再現された。米国版とイタリア版の因子解の一致係数は高く、確認的因子分析(=想定した構造がデータに合うかを検証する手法)でも先行研究と同様に2因子モデルが最もよく当てはまった。測定誤差や黙従傾向(=内容にかかわらず「はい」と答えやすい傾向)を考慮しても、ポジティブ感情とネガティブ感情はほぼ独立していた。不安と抑うつの三者モデルの予測の一部も確認され、イタリア語版PANASの構成概念妥当性が強く支持された。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 7本
- W0002 ポジティブ感情とネガティブ感情の簡便な尺度の開発と妥当性検証:PANAS尺度 Watson(1988) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 41,735
- W0005 人生満足度尺度(Satisfaction With Life Scale) Diener(1985) Journal of Personality Assessment 主要400 被引用 31,990
- W0320 外向性と神経症傾向が主観的幸福感に及ぼす影響――幸せな人と不幸な人 Costa(1980) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 2,866
- W0636 特性と気質について:感情経験の一般因子・特殊因子とビッグファイブとの関係 Watson(1992) Journal of Personality 被引用 1,229
- W0700 「愛と仕事」を加える:5因子モデル全体とウェルビーイング McCrae(1991) Personality and Social Psychology Bulletin 被引用 1,042
- W0758 ポジティブ・ネガティブ感情尺度の短縮版:地域サンプルにおける因子妥当性と人口統計学的変数間の不変性の評価 Mackinnon(1999) Personality and Individual Differences 被引用 832
- W1241 超高齢者における主観的ウェルビーイングの評価 Kercher(1992) Research on Aging 被引用 370
後続研究(この論文を引用している) 3本
読む・引用する
- 論文ページ
- https://doi.org/10.1027//1015-5759.19.2.131
- 無料で読めるか
- ○ グリーン(リポジトリ等で公開) 無料本文 ↗
- DOI
- 10.1027//1015-5759.19.2.131
文献表記(APA第7版)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 41.8 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 508(うち影響引用 40)・ OpenAlex 482
- 年あたり被引用
- 21.2
- FWCI
- 4.3(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 6.6%
- 分野(OpenAlex)
- Psychological Well-being and Life Satisfaction
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 名言集自尊感情とは、自己に対する肯定的または否定的な態度であるモリス・ローゼンバーグ
- 発達マップSPIRE:E(感情)×段階5つの発達段階で比べた表・ウェルビーイングと仕事のフレームワーク
- 発達マップなんとかなる因子の捉え方5つの発達段階で比べた表・幸せの4因子(個人)
- 幸せに効くこと感情強度(Affect Intensity)感情が強いかどうかは幸せを決めない。決めるのは「頻度」
- 幸せに効くこと感情制御自己効力感「自分の感情は扱える」と思えることが、満足を下支えする
- 名言集主観的幸福感とは、自分の人生に対する認知的評価と感情的反応からなるエド・ディーナー
- 調査・報告書イプソス幸福感調査(Ipsos Happiness Index)約30か国のネット調査で「幸せ」と答えた人の割合と、その理由を毎年比べる民間の国際調査。
- 思想マップポジティブ心理学3.0幸せは個人の中だけにあるのではなく、文化・関係・制度・生態系という複雑なシステムのなかで立ち上がる——だから幸せの物差しも一つではない
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →