世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ A07 適応・セットポイント・遺伝 ・ W1172
主要400 なんとかなる 実証

身体障害への長期的適応――ソーシャルサポート・統制感・自己非難の役割

Long-term adjustment to physical disability: the role of social support, perceived control, and self-blame.

Richard Schulz, S. Decker(1985)Journal of Personality and Social Psychology, 48(5), 1162–1172

ひとことで
脊髄損傷者の長期適応

脊髄損傷から約20年後の人々の幸福感は健常者に近く、社会的支援と統制感が高い幸福と関連することを示した。

要旨根拠:抄録

重い身体障害を負った人が長い年月の後にどの程度適応するのか、その適応を支える要因は何かが問われていた。本研究は、障害発生から平均20年が経過した中高年の脊髄損傷者100人に面接し、統制感、責任の帰属、社会的比較について尋ねた。適応は、心理的幸福感指標、生活満足度指標、抑うつ尺度の3つで測定した。いずれの指標でも、幸福感の水準は同年代の障害の無い人の平均をわずかに下回る程度であった。健康状態と所得を統制すると、社会的支援が多く社会的接触に満足し、統制感が高い人ほど幸福感が高かった。一方、自己非難などとの相関は中程度にとどまり、受傷直後と長期とでは適応の要因が異なる可能性が示された。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0470 Brickman(1978)の事故被害者研究と同じく、重い障害の後も幸福感が大きく回復しうることを示した
  • 反証・修正W2337 Lucas(2007)が全国縦断データで障害発生後の生活満足度低下は長く続くことを示し、W0449 Luhmann(2011)のメタ分析も出来事によって適応が不完全なことを示したため、完全適応という解釈は限定された

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

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先行研究(この論文が引用している)

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https://doi.org/10.1037/0022-3514.48.5.1162
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DOI
10.1037/0022-3514.48.5.1162

文献表記(APA第7版)

Schulz, R., & Decker, S. D. (1985). Long-term adjustment to physical disability: the role of social support, perceived control, and self-blame. Journal of Personality and Social Psychology, 48(5), 1162–1172. https://doi.org/10.1037/0022-3514.48.5.1162

影響力の指標

著名度スコア
33.7 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 547(うち影響引用 18)・ OpenAlex 378
年あたり被引用
13
FWCI
8.3(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 2.3%
分野(OpenAlex)
COVID-19 and Mental Health
主要400の選定
著名度スコア上位(概念・年代枠内)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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