28の概念 ・ 幸せ本体 ・ A07
幸せの4因子:なんとかなる
適応・セットポイント・遺伝
- 作業上の定義
- 出来事に対する幸福の適応(慣れ)、個人ごとの基準点(セットポイント)、遺伝の寄与。
- 隣接概念との違い・測定上の注意
- 完全に戻る出来事(結婚)と戻りにくい出来事(失業・障害)がある。遺伝率は集団統計であり個人の固定性を意味しない。
- 代表尺度・キーワード
- パネル調査(GSOEP、BHPS)、双生児研究
- 収録数
- 世界 22本(うち主要400に11本)・日本 0本(うち主要100に0本)
世界の論文(22本)
主要400に入っている論文(11本)
- W0292 快楽の踏み車を超えて:ウェルビーイングの適応理論の改訂 Diener(2006) American Psychologist 主要400 被引用 1,854 人は出来事にすぐ慣れて幸福が元に戻るという快楽の踏み車モデルに、5つの重要な改訂が必要であることを示した。
- W0374 社会的・情動的な加齢 Charles(2010) Annual Review of Psychology 主要400 被引用 1,473 加齢に伴う能力低下と高い感情的幸福という「逆説」を、適応としての加齢という視点で説明する研究動向を整理した。
- W0445 生活満足度の遅れと先行:ベースライン仮説の検証 Clark(2008) Social Science Research Network 主要400 被引用 1,215 ドイツの20年パネルで、結婚や離婚などには完全に適応するが、男性の失業にはほとんど適応しないことを示した。
- W0449 主観的ウェルビーイングと人生の出来事への適応:認知的・感情的ウェルビーイングの違いに関するメタ分析 Luhmann(2011) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 1,270 人生の出来事は認知的幸福と感情的幸福に異なる影響を与え、出来事ごとに適応の速さも異なることを示した。
- W0470 宝くじ当選者と事故の被害者——幸福は相対的か? Brickman(1978) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 2,198 宝くじの高額当選者が対照群より幸福ではなく、日常の小さな喜びも減ることを示し、幸福の適応を裏づけた。
- W0474 幸福は確率的な現象である Lykken(1996) Psychological Science 主要400 被引用 1,641 双生児研究から、幸福感の個人差の約半分が遺伝と関連し、安定した成分の遺伝率は80%近くに達すると推定した。
- W0532 適応と幸福のセットポイントモデルの再検討――婚姻状態の変化への反応 Lucas(2003) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 1,314 結婚などの出来事の後、平均的には幸福は元に戻るが、個人差が大きく長期的変化も起こることを示した。
- W0535 失業は生活満足度のセットポイントを変える Lucas(2004) Psychology Science 主要400 被引用 1,272 ドイツの15年縦断データで、失業後は生活満足度が元の水準まで完全には戻らず、失業が長期的な痕跡を残すことを示した。
- W0615 性格・ライフイベント・主観的幸福感――動的平衡モデルに向けて Headey(1989) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 1,282 性格が人ごとに一定水準の出来事と幸福をもたらし、例外的な出来事だけが幸福を一時的に動かすという動的平衡モデルを提案した。
- W2337 適応と主観的幸福感のセットポイント・モデル Lucas(2007) Current Directions in Psychological Science 主要400 被引用 814 大規模パネル研究から、離婚・死別・失業・障害などの出来事後に幸福は完全には戻らず、適応は必然ではないことを示した。
- W1172 身体障害への長期的適応――ソーシャルサポート・統制感・自己非難の役割 Schulz(1985) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 547 脊髄損傷から約20年後の人々の幸福感は健常者に近く、社会的支援と統制感が高い幸福と関連することを示した。
そのほかの論文 11本を見る閉じる
- W0775 生活満足度のセットポイント――安定と変化 Fujita(2005) Journal of Personality and Social Psychology 被引用 805
- W0829 幸福は適応するのか?――障害に関する縦断研究と、経済学者・裁判官への示唆 Oswald(2008) Social Science Research Network 被引用 636
- W0860 出来事と主観的ウェルビーイング:影響するのは最近の出来事だけ Suh(1996) Journal of Personality and Social Psychology 被引用 872
- W0873 個人パネルにおける所得と地位への幸福の適応 Tella(2010) Journal of Economic Behavior & Organization 被引用 567
- W1128 子どもの誕生前後の幸福(SOEPワーキングペーパー) Myrskylä(2014) Demography 被引用 303
- W1256 雇用に関わる経験が移民の心理的ウェルビーイングとカナダへの適応に及ぼす影響 Aycan(1996) Canadian Journal of Behavioural Science/Revue canadienne des sciences du comportement 被引用 349
- W1359 退職への適応過程:男性退職者のウェルビーイングの時間的変化 Gall(1997) The journals of gerontology. Series B, Psychological sciences and social sciences 被引用 261
- W1368 主要なライフイベントの知覚された特徴に関する次元的分類 Luhmann(2020) Journal of Personality and Social Psychology 被引用 138
- W1392 ウェルビーイングに対する環境要因と気質要因の影響:米国全国サンプルの縦断追跡 Costa(1987) British Journal of Psychology 被引用 357
- W1405 楽観性・悲観性と精神的健康――双生児・養子分析 Plomin(1992) Personality and Individual Differences 被引用 287
- W1469 全国標本における心理的ウェルビーイングの縦断分析:平均水準の安定性 Costa(1987) Journal of Gerontology 被引用 242
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 幸せに効くこと遺伝・セットポイント幸福の遺伝率は約36%、つまり残りの6割以上は環境と行動の余地があるんです
- 名言集幸福の約50%は遺伝的な設定値、約10%は環境、約40%は意図的な活動によって説明されるソニア・リュボミアスキー
- 幸せに効くこと第1子の誕生子どもが生まれると幸福度は上がり、2年でもとに戻る
- 名言集「いくらあれば十分ですか」と問われて――「もう少し」ジョン・D・ロックフェラー(と伝わる)
- 発達マップWBC:人生満足尺度5つの発達段階で比べた表・幸福度診断(WBC)の分解
- 思想マップポジティブ心理学1.0快い感情・没頭・意味・良い関係・達成(PERMA)という測れる要素を、自分の強み(性格の良い面)を使って増やしていけば、幸福(フラーリッシ…
- 禅語百選一期一会この出会いは一生に一度のもの。だから、二度とない機会として心を尽くす。
- 調査・報告書主観的幸福を測る――OECDガイドライン主観的幸福を調査で測るときの質問文・尺度・聞く順番などを定めたOECDの国際的な指針。
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →