主観的ウェルビーイングの相関要因としての性別と社会階層:研究統合
A Research Synthesis of Gender and Social Class as Correlates of Subjective Well-Being
Marilyn J. Haring, W. Stock, M. Okun(1984)Human Relations, 37(8), 645–657
米国成人の主観的幸福感に対する性別の影響は小さく、社会階層を超える主要な決定因ではないことを示した。
要旨根拠:抄録
本研究は、米国成人の主観的ウェルビーイング(=本人が評価する幸福感や生活満足)を予測する要因として、性別と社会階層に関する既存の実証研究を統合したメタ分析である。ルービン(1979)の研究に基づき、性別は社会階層よりも主観的ウェルビーイングの変動をより多く説明するという一連の仮説を検証した。ゼロ次効果量と一次効果量(=他の一変数を統制した効果量)を検討した結果、男性は女性よりわずかに主観的ウェルビーイングが高く、性別は統計的に有意な予測因だが、説明する分散はごく小さかった。社会階層の三つの指標である総合的な社会経済的地位、職業的地位、所得もゼロ次の水準では有意に関連していたが、性別を共変量にするとその関連は弱まった。全体として、性別は社会階層を超える主要な幸福の決定因ではないと結論づけられた。幸福の個人差を人口統計的要因だけで説明することの限界を示す、初期の研究統合の一つである。
研究のつながり
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先行研究(この論文が引用している) 1本
後続研究(この論文を引用している) 8本
- W0133 主観的幸福感――30年の進歩 Diener(1999) Psychological Bulletin 主要400 被引用 3,418
- W0156 幸せなパーソナリティ――137の性格特性と主観的幸福感のメタ分析 Deneve(1998) Psychological bulletin 主要400 被引用 2,946
- W0258 幸せなのは誰か Myers(1995) Psychological Science 主要400 被引用 2,605
- W0493 自然とのつながりと幸福の関係:メタ分析 Capaldi(2014) Frontiers in Psychology 主要400 被引用 1,070
- W0787 ウェルビーイング予測におけるナラティブ・アイデンティティの増分的妥当性 Adler(2016) Personality and Social Psychology Review 被引用 527
- W0932 高齢期における自己概念と心理的幸福の性差:メタ分析 Pinquart(2001) The journals of gerontology. Series B, Psychological sciences and social sciences 被引用 628
- W1287 ポジティブなウェルビーイングの性差:感情スタイルと婚姻状態の検討 Wood(1989) Psychological Bulletin 被引用 441
- W1416 オーストラリアの若者におけるウェルビーイングの影響要因と帰結:1980〜1995年 Marks(1999) Social Indicators Research 被引用 242
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- https://doi.org/10.1177/001872678403700805
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文献表記(APA第7版)
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- Psychological Well-being and Life Satisfaction
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