ウェルビーイング予測におけるナラティブ・アイデンティティの増分的妥当性
The Incremental Validity of Narrative Identity in Predicting Well-Being
Jonathan M. Adler, J. Lodi-Smith, Frederick L. Philippe et al.(2016)Personality and Social Psychology Review, 20(2), 142–175
人が語る人生の物語(ナラティブ・アイデンティティ)が、性格特性などを超えてウェルビーイングを予測するという証拠を整理した。
要旨根拠:抄録
人が自分の人生を物語として意味づけたもの(ナラティブ・アイデンティティ)が、ウェルビーイングの指標や予測因子としてどれほど独自の価値を持つかを検討したレビューである。構造的、認知的、現象学的、倫理的という4つの理論的立場に基づいて議論を組み立てた。物語の変数を、動機づけのテーマ、感情のテーマ、統合的な意味づけのテーマ、構造的要素の4カテゴリーに整理する枠組みを開発した。この枠組みで実証研究を検討したところ、ナラティブ・アイデンティティは他の個人差や状況変数を超えてウェルビーイングと関連し、その証拠は動機づけ、感情、統合的意味のテーマで最も強かった。これらは性格特性と並ぶ重要な補完的予測因子である。今後の研究課題も具体的に提示している。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 10本
- W0003 目標追求の「何を」と「なぜ」――人間の欲求と行動の自己決定 Deci(2000) Psychological Inquiry 主要400 被引用 31,269
- W0013 幸福がすべてか?――心理的幸福感の意味の探究 Ryff(1989) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 14,608
- W0017 幸福と人間の潜在力について:快楽主義的・エウダイモニア的ウェルビーイング研究のレビュー Ryan(2001) Annual Review of Psychology 主要400 被引用 11,279
- W0025 心理的幸福感の構造再考 Ryff(1995) Journal of Personality and Social Psychology 主要400 被引用 9,953
- W0039 頻繁なポジティブ感情の効用:幸福は成功をもたらすのか Lyubomirsky(2005) Psychological bulletin 主要400 被引用 7,237
- W0104 精神疾患か、精神的健康か:完全な健康状態モデルの公理の検証 Keyes(2005) Journal of Consulting and Clinical Psychology 主要400 被引用 2,963
- W1477 生きがい感と死亡リスク——大崎研究 Sone(2008) Psychosomatic Medicine 主要400 被引用 178
- W0257 性格と主観的幸福感の関係の精緻化 Steel(2008) Psychological bulletin 被引用 1,787
- W0734 悪いことが良いことに、良いことが悪いことに変わるとき――中年成人と学生のライフナラティブにおける贖いと汚染の連鎖と心理社会的適応との関係 McAdams(2001) Personality and Social Psychology Bulletin 被引用 817
- W1424 主観的ウェルビーイングの相関要因としての性別と社会階層:研究統合 Haring(1984) Human Relations 被引用 331
後続研究(この論文を引用している) 2本
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- https://doi.org/10.1177/1088868315585068
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文献表記(APA第7版)
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- 被引用数
- Semantic Scholar 527(うち影響引用 35)・ OpenAlex 625
- 年あたり被引用
- 47.9
- FWCI
- 47.0(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Identity, Memory, and Therapy
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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