幸福↑ 幸せを高める 確度Aメタ分析あり
主観的社会階層
社会の中で自分がどの位置にいるかという主観的認識
「自分はどのあたりか」の感覚は、実際の収入より幸福に効く
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正r≈.25〜.30(客観SESより強い)
感情のバランス(PANAS)
○正PA正・NA負(SWLSよりやや弱)
- ほかの幸福度指標
- 主観的健康とも強く関連
- なぜ効くのか
- 相対的地位認知・社会的比較・コントロール感
- 幸せの4因子
- やってみようなんとかなる なんとかなる/やってみよう
こうすると更に効く
メタ分析では、主観的な社会階層(自分は社会の中でどの位置かという感覚)は人生満足とr≈.25〜.30で、客観的な収入や学歴より強く関連しています(Tan et al., 2020)。コツは比較の相手と軸を選ぶこと。年収だけで比べると上は無限にいますが、人間関係や健康、自分の時間といった複数の軸で見ると「そこそこ上」の位置が見つかりやすいです。コントロール感(自分で決められる感覚)が主観的地位を支えるので、小さな裁量を増やすのも手です。
気をつけること
横断研究が中心で、幸せな人は自分の地位を高く見積もるという逆方向の可能性があります。r≈.25〜.30の具体値は原典の確認が残っています。「自分を上だと思えばいい」と思い込みで解決しようとすると、実際の生活困難が放置されます。社会的比較が強い文化では、他人を下に見ることで地位感を保つ歪みも出やすいです。
最初の一歩
今日、人生の「はしご」を1本だけ想像して、収入以外の軸(人間関係、健康、自由時間)でどの段にいるか考えてみる。
主要な研究
- The association between objective and subjective SES and subjective well-being: A meta-analytic review(Tan et al., 2020)
メモ:書誌はTan et al.(2020, Psych Bull)で確認。r≈.25〜.30の具体値は原典要確認
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「経済・格差」の項目
幸福↑ A 一人当たりGDP/国の豊かさ 国が豊かになるほど生活評価は高い、ただし効くのは「評価」で「感情」ではない 幸福↓ B インフレ率 物価高は国民の満足を下げる、ただし失業ほどではない 幸福↓ B マクロ失業率(地域・国の文脈) 自分が働いていても、周りの失業率が高いと満足は下がる 混在 B 所得格差 格差と幸福の関係は、平均するとじつは意外に小さいみたいです 幸福↓ B マクロ経済危機・不況 金融危機や不況は、国民の心の健康をかなり確実に悪化させます 混在 A 社会的流動性 上に移動しても下に移動しても、心にはコストがあるみたいです 幸福↓ A 貧困率(地域) 地域の貧困率が下がると、住民の幸福度は本当に上がるみたいです 混在 B 経済成長率 国が豊かになっても、格差が広がれば幸せは増えない
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
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