幸福↑ 幸せを高める 確度Aメタ分析あり
森林浴・シンリンヨク
森林環境での滞在と抑うつ・不安・気分
森で過ごすと抑うつ・不安が下がり気分が晴れる。短い滞在でも効く
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正(推定)
感情のバランス(PANAS)
×負抑うつ・不安 低・気分改善
- ほかの幸福度指標
- 抑うつ・不安・気分(POMS)・QOL・生理指標
- なぜ効くのか
- ストレス回復/注意回復+フィトンチッド(樹木由来VOC)の交感/コルチゾール低減仮説
- 幸せの4因子
- ありのままに ありのままに
こうすると更に効く
森林療法のメタ分析では抑うつ・不安の低下と気分改善が示されています(Yeon et al., 2021)。仕組みはストレスからの回復と注意の回復(都市で使い切った注意力が自然の中で戻ること)に加え、樹木から出る成分(フィトンチッド)が交感神経やコルチゾールを下げるという仮説です。コツは『運動』ではなく『滞在』として、五感を使ってゆっくり歩くこと。スマホをしまい、音や匂い、木漏れ日に注意を向けるとストレス回復の経路が働きやすいようです。遠くの森に年1回より、近所の緑地に月数回のほうが現実的でしょう。
気をつけること
専用のメタ分析が複数あり確度はAですが、個々の試験は小さく短く、ばらつきが大きいことは割り引いてください(Siah et al., 2023)。人生満足への効果は推定です。森に行く余裕がある人がもともと元気、という第三要因も考えられます。花粉症や虫、天候など森が苦手な人には無理に勧めるものではなく、公園の木陰でも一部の経路は使えます。気分の落ち込みが続く場合は専門家へ。
最初の一歩
今週末、近所で一番木の多い公園に行き、スマホを見ずに20分歩いてみてください。前後の気分を一言でメモします。
主要な研究
- Forest Therapy on Depression and Anxiety: meta(Yeon et al., 2021, IJERPH)
- Siah et al.(2023)
メモ:専用メタ複数(A)だが試験は小・短・異質
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「自然とふれあう」の項目
幸福↑ A 自然音・自然音風景/鳥のさえずり 鳥のさえずりを聴くだけで不安が下がる。水の音は気分を上げる 幸福↑ A 緑の運動(自然の中での運動) 同じ運動でも外でやると気分の上がり方が違う、かもしれない 幸福↑ B 自然との触れあい 自然の中で「週120分」が目安。分割してもいい 幸福↑ B バードウォッチング/野鳥接触 鳥を見たり聞いたりするだけで、精神的な調子が少し上がる 幸福↑ A 園芸・園芸療法 植物を育てるとwell-beingが上がる方向。ただし効果の大きさはまだ不安定 幸福↑ C 天体観測/星空・畏敬 星空を見上げて「小さな自分」を感じると、悩みが少し遠のく 幸福↑ A 屋外で過ごす時間 自然の中で週120分。それ以上は頭打ちで、分けて取っても一度でもOK 幸福↑ A 仮想自然(自然映像・VR自然) 自然の映像やVRでも気分は穏やかになる。ただし本物の自然には及ばない
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 名言集森林環境は、ストレスホルモンを下げ、免疫のはたらき(NK細胞活性)を高める李卿(り・けい)
- 発達マップ森・自然との付き合い方(リトリート)5つの発達段階で比べた表・人生の歩み
- 禅語百選渓声山色谷川のせせらぎは仏の説法、山の姿は仏の清らかな身体。自然のすべてが真理を語っている。
- 発達マップリラックス方法(段階別に効く)5つの発達段階で比べた表・心の健康と回復
- 主要研究マインドフルネス瞑想とリラクセーション訓練のランダム化比較試験:苦痛、ポジティブな心の状態、反すう、気晴らしへの効果Jain(2007)・短期のマインドフルネス瞑想とリラクセーションはともに苦痛を減らし気分を高めるが、反すうの低減は瞑想に特有である可能性を…
- 主要研究心理的ストレスとウェルビーイングのための瞑想プログラム:系統的レビューとメタ分析Goyal(2014)・瞑想プログラムは不安・抑うつ・痛みを小〜中程度改善するが、ポジティブ気分などへの効果の証拠は乏しいことを示した。
- 禅語百選只管打坐ただひたすらに坐る。悟りを得るための手段としてではなく、坐ることそれ自体が、すでに悟りの現れであるとして坐る。
- 思想マップ修験道山に入り、いったん死んで生まれ変わる行(擬死再生)を経て身体ごと仏の働きを現し、その験力(修行で得た力)で人々の現世の安寧を実現すること
内容の近さをAIで自動計算して選んでいます。保存版コレクションの一覧 →