混在 条件や下位の種類で正負が分かれる 確度B大規模研究・複数の研究が一致
結婚(状態)
婚姻状態にあること
結婚で上がった幸せは数年で慣れる、続くかどうかは「中身」次第なんです
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
△弱い/条件しだい混在:直後に上昇し数年で基準値方向へ適応(平均像)
感情のバランス(PANAS)
△弱い/条件しだい平均では小さい。質で符号が変わる
- ほかの幸福度指標
- 葛藤の多い結婚は独身より低い
- なぜ効くのか
- 適応(慣れ)が利得を侵食する。共有活動の更新が対抗策
こうすると更に効く
Lucas et al.(2003)の大規模縦断研究では、結婚直後に幸福度が上がり、その後数年で元の水準方向へ戻る「適応」が平均像として見られました。Luhmann et al.(2012)のメタ分析でも、人生満足への効果は時間とともに薄れます。効かせるコツは、慣れに対抗すること。共有活動を更新する(新しいことを一緒に始める)、小さな感謝を言葉にする、葛藤を放置しないといった「中身のメンテナンス」が、形式としての結婚より幸せの因子を動かすんです。葛藤の多い結婚は独身より幸福度が低いので、関係の質を整えることが先決です。
気をつけること
結婚する人としない人は元々違うので、単純比較では因果が言えません。効果は「混在」で、平均としては小さく、質によって符号が変わります。「結婚すれば幸せになる」とも「結婚は意味がない」とも言えないのがこの行の結論なんです。文化や時代によっても差があります。関係のつらさが長く続くときは、カウンセリングなど専門家の力を借りてください。
最初の一歩
今週、パートナーと「初めてのこと」を1つ一緒にやってみてください(行ったことのない店、やったことのない散歩コース)。共有活動の更新が、慣れへの小さな対抗策です。
主要な研究
- Reexamining adaptation and the set point model of happiness(Lucas et al., 2003)/Subjective well-being and adaptation to life events: A meta-analysis(Luhmann et al., 2012)
メモ:「結婚すれば幸せ」と言わないための行
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「パートナー・夫婦」の項目
幸福↑ A パートナーシップの質 結婚しているかより『どんな関係か』。関係の質が幸せを決めます 幸福↑ A 親愛的身体接触/スキンシップ 抱擁や手を握ることは、不安とうつを和らげる力があるみたいです 幸福↑ B 恋愛関係の有無 パートナーの「有無」より、関係の「質」と「自分で選んだか」が効くみたいです 幸福↑ B 性的満足 回数より「満足しているか」が、人生の満足にほんの少し効くみたいです 幸福↑ C パートナーへの感謝表明 「ありがとう」は関係の価値を見える化して、きずなを結び直すんです 混在 A マッチングアプリ利用 アプリは幸せを大きく上げも下げもしない、ただ外見の悩みは増えやすいんです 幸福↑ A 建設的なコミュニケーション(夫婦) ケンカは「勝つ」より「一緒に解く」、それが関係満足の分かれ目なんです 幸福↑ A 性的コミュニケーション 性の話は「回数」より「質」、率直に話し合えるカップルほど満足度が高い
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