世界の主要ウェルビーイング研究

世界の論文 ・ A07 適応・セットポイント・遺伝 ・ W0532
主要400 幸せそのもの 実証

適応と幸福のセットポイントモデルの再検討――婚姻状態の変化への反応

Reexamining adaptation and the set point model of happiness: reactions to changes in marital status.

Richard E. Lucas, A. Clark, Y. Georgellis et al.(2003)Journal of Personality and Social Psychology, 84(3), 527–539

ひとことで
結婚と幸福の適応

結婚などの出来事の後、平均的には幸福は元に戻るが、個人差が大きく長期的変化も起こることを示した。

要旨根拠:抄録

適応理論によれば、人は出来事に反応しても、やがて主観的幸福感の基準水準(セットポイント=人それぞれに決まっているとされる幸福の基準値)に戻るとされる。この考えを検証するため、著者らは2万4千人超を対象とした15年間の縦断データ(ドイツのパネル調査)を用い、結婚や配偶者との死別などの婚姻状態の変化が生活満足度に及ぼす影響を調べた。平均すると、人は出来事に反応した後、基準水準に向かって戻っていった。しかしその傾向には大きな個人差があり、当初強く反応した人は何年たっても基準から離れたままで、適応理論の予測と逆方向の軌跡をたどる人も多かった。婚姻の変化は満足度の長期的な変化と結びつきうるが、平均だけを見るとそれが見落とされることが示された。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0470 Brickman(1978)とW0474 Lykken(1996)のセットポイント説を検証した
  • 後続・発展W0535 Lucas(2004)が失業で設定値が下がることを示し、W0292 Diener(2006)が適応理論を修正した
  • 統合(メタ分析)W0449 Luhmann(2011)が結婚では適応が速く、失業などでは不完全であることをメタ分析で確認した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 12本

後続研究(この論文を引用している) 15本

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https://doi.org/10.1037/0022-3514.84.3.527
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10.1037/0022-3514.84.3.527

文献表記(APA第7版)

Lucas, R. E., Clark, A. E., Georgellis, Y., & Diener, E. (2003). Reexamining adaptation and the set point model of happiness: reactions to changes in marital status. Journal of Personality and Social Psychology, 84(3), 527–539. https://doi.org/10.1037/0022-3514.84.3.527

影響力の指標

著名度スコア
67.3 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 1,314(うち影響引用 53)・ OpenAlex 1,274
年あたり被引用
54.8
FWCI
49.4(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Psychological Well-being and Life Satisfaction
主要400の選定
専門家判断(古典・定番)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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