肥満/高BMI
過剰な体脂肪(BMI≥30目安)
幸せへの効果の大きさ
(小・r≈.1、性差文化差大)
NA増(うつOR=1.55、双方向)
- ほかの幸福度指標
- 肥満→うつOR=1.55、うつ→肥満OR≈1.40〜1.58(双方向だが非対称)
- なぜ効くのか
- 体重スティグマ・内在化バイアス→身体像・自尊心低下+肥満-うつ双方向ループ
- 幸せの4因子
- ありのままにを損なう ありのまま↓(スティグマ経由)
こうすると更に効く
縦断研究のメタ分析では、肥満はその後のうつの発症リスクを上げ(OR=1.55)、うつも肥満を増やすという双方向の関係があります(Luppino et al., 2010)。メカニズムの中心は体重スティグマ(太っていることへの否定的な偏見)とその内在化で、身体像と自尊心が下がるという経路です。だから和らげ方は、体重を減らすこと一辺倒ではなく、自分を責める言葉を減らすこと、体重ではなく睡眠・運動・食事という行動を目標にすること、そして周囲が体型をからかったり評価したりしない環境を作ることです。うつが肥満を悪化させる方向もあるので、気分の落ち込みがあれば先にそちらに手を打つほうが、結果として体重にも効くことがあります。
気をつけること
人生満足との直接の相関は小さく(r≈.1程度とされますが出典は要確認)、性差や文化差が大きいです。肥満とうつの関係は双方向ですが対称ではなく、第三の要因(睡眠・社会経済的地位など)も絡みます。無理なダイエットは摂食の乱れやリバウンドという副作用を生み、かえって幸福を削るので、医学的に必要な減量は医療と一緒に進めてください。気分の落ち込みが続く場合は、体重の問題と切り離して専門家に相談を。
最初の一歩
今週、鏡や体重計の前で自分に向ける言葉を1つ、責めない言い方に変えてみてください。目標は「何キロ減らす」ではなく「今週3回20分歩く」のような行動にすると、スティグマの経路を避けながら動けます。
主要な研究
- Overweight, obesity, and depression: systematic review and meta-analysis of longitudinal studies(Luppino et al., 2010)
メモ:OR=1.55はLuppino(2010)で確認。「直接r≈.1」はLuppino外の別主張で出典要確認
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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