世界の論文 ・ A06 幸福の経済学(所得・失業・格差) ・ W0342
幸せそのもの 実証
所得とウェルビーイング
Income and well-being: An empirical analysis of the comparison income effect
A. Ferrer-i-Carbonell(2005)Journal of Public Economics, 89(5-6), 997–1019
ひとことで
比較所得と幸福
ドイツのパネルデータで、自分の所得だけでなく参照集団の所得が幸福を左右し、比較の影響は非対称であることを示した。
要旨根拠:抄録
「比較所得」、つまり参照集団の所得が個人の幸福に与える影響を実証的に分析した研究である。自分の所得、参照集団の所得、自分と参照集団の所得の差の重要性、そして何より比較の非対称性(比較の効果が豊かな人と貧しい人で異なるか)を検証した点が新しい。幸福の指標には自己報告の人生満足を用い、ドイツの大規模パネル調査(GSOEP)のデータを分析した。その結果、参照集団の所得は自分の所得とほぼ同じくらい幸福にとって重要であり、参照集団より所得が多いほど幸福で、西ドイツではこの比較の効果が非対称(主に上を見て比べる)であることが分かった。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 8本
- W0133 主観的幸福感――30年の進歩 Diener(1999) Psychological Bulletin 主要400 被引用 3,418
- W2332 経済成長は人間の暮らしを改善するか?――いくつかの実証的証拠 Easterlin(1974) Nations and Households in Economic Growth(書籍の章) 主要400 被引用 4,788
- W0163 全員の所得を上げれば全員の幸福は増すのか Easterlin(1995) Journal of Economic Behavior & Organization 主要400 被引用 3,137
- W0334 幸福と経済パフォーマンス Oswald(1997) The Economic Journal 主要400 被引用 1,990
- W0167 所得と幸福:統一理論に向けて Easterlin(2001) The Economic Journal 被引用 2,755
- W0389 仕事満足度とジェンダー:なぜ女性は職場でこれほど幸せなのか Clark(1997) Labour Economics 被引用 1,641
- W0692 横断面における相対所得が主観的幸福感に与える効果 McBride(2001) Journal of Economic Behavior & Organization 被引用 842
- W1184 幸福・基数主義・個人間比較可能性の擁護 Ng(1997) The Economic Journal 被引用 486
後続研究(この論文を引用している) 15本
- W0076 相対所得、幸福、効用:イースタリン・パラドックスとその他の謎の説明 Clark(2008) Journal of Economic Literature 主要400 被引用 3,386
- W0085 何が私たちを幸せにするのか、本当に分かっているのか:主観的幸福感に関連する要因についての経済学文献のレビュー Dolan(2008) Journal of Economic Psychology 主要400 被引用 3,172
- W0172 主観的幸福感の測定の発展 Kahneman(2006) The Journal of Economic Perspectives 主要400 被引用 2,538
- W0174 隣人はマイナス要因:相対所得とウェルビーイング Luttmer(2005) SSRN Electronic Journal 主要400 被引用 2,415
- W2349 幸福と生産性 Oswald(2015) Journal of Labor Economics 主要400 被引用 1,023
- W0531 個人の幸福における所得願望の役割 Stutzer(2004) SSRN Electronic Journal 被引用 1,175
- W0591 お金持ちになれば幸せになれるか:焦点化の錯覚 Kahneman(2006) Science 被引用 1,189
- W0642 緑の多い都市部に住むと幸せになれるか?パネルデータの固定効果分析 White(2013) Psychology Science 被引用 865
- W0668 誰が誰と比べるのか?ヨーロッパにおける所得比較の構造 Clark(2010) Social Science Research Network 被引用 743
- W0697 子育ての苦しみと喜び:親であることは、いつ、なぜ、どのようにウェルビーイングの高低と関連するのか Nelson(2014) Psychological bulletin 被引用 641
- W0829 幸福は適応するのか?――障害に関する縦断研究と、経済学者・裁判官への示唆 Oswald(2008) Social Science Research Network 被引用 636
- W0867 幸福と年齢のU字型関係の謎 Frijters(2012) Journal of Economic Behavior & Organization 被引用 555
ほか 3 件
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- 10.1016/J.JPUBECO.2004.06.003
文献表記(APA第7版)
Ferrer-i-Carbonell, A. (2005). Income and well-being: An empirical analysis of the comparison income effect. Journal of Public Economics, 89(5-6), 997–1019. https://doi.org/10.1016/j.jpubeco.2004.06.003
影響力の指標
- 著名度スコア
- 77.5 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 1,729(うち影響引用 143)・ OpenAlex 1,976
- 年あたり被引用
- 69.2
- FWCI
- 42.3(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Psychological Well-being and Life Satisfaction
- 注記
- 要旨の見直し(2026-10):刊行は2005年(Journal of Public Economics 89巻、オンライン公開2004年)。一覧の2002とずれる
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
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