世界の主要ウェルビーイング研究

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相対所得、幸福、効用:イースタリン・パラドックスとその他の謎の説明

Relative Income, Happiness and Utility: An Explanation for the Easterlin Paradox and Other Puzzles

A. Clark, P. Frijters, Michael A. Shields(2008)Journal of Economic Literature, 46(1), 95–144

ひとことで
相対所得と幸福の関係

人は所得の絶対額より他者や過去との比較で満足を感じることを整理し、イースタリン・パラドックスを説明した。

要旨根拠:抄録

1人あたりGNPが大きく伸びても平均的な幸福度は変わらないという「イースタリン・パラドックス」と、個人レベルでは所得が高い人ほど幸福度が高いという知見を、どう両立させるかを論じた経済学の総説である。著者らは、人が所得を他人と比べて(社会的比較)、あるいは過去の自分と比べて(慣れ)評価しているなら、2つの知見は矛盾しないと提案した。幸福研究における相対所得の証拠を概観し、幸福と効用(経済学でいう満足)の関係や、所得比較に関する行動・実験・脳の研究も検討した。さらに、相対所得が消費、貯蓄、税、労働、移住などの経済モデルに与える影響を論じた。

関係メモ——この研究のその後

  • 先行・基盤W0163 Easterlin(1995)、W0174 Luttmer(2005)の近隣所得研究、W0692 McBride(2001)の相対所得効果に依拠した
  • 論争W0263 Deaton(2008)とW2341 Stevenson & Wolfers(2008)は国際比較で所得の対数と幸福がほぼ線形に関連すると反論し、W0551 Easterlin(2010)が長期的な無関連を再主張した
  • 後続・発展W0668 Clark & Senik(2010)が欧州で誰と比較するかを解剖し、W1217 Cheung & Lucas(2015)が所得格差の大きい地域ほど比較の影響が強いことを示した

反証・修正は確信があるものだけ書いています。書かれていない=否定されていない、ではありません。

研究のつながり

この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。

先行研究(この論文が引用している) 14本

ほか 2 件

後続研究(この論文を引用している) 13本

ほか 1 件

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論文ページ
https://doi.org/10.1257/JEL.46.1.95
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DOI
10.1257/JEL.46.1.95

文献表記(APA第7版)

Clark, A. E., Frijters, P., & Shields, M. A. (2008). Relative Income, Happiness and Utility: An Explanation for the Easterlin Paradox and Other Puzzles. Journal of Economic Literature, 46(1), 95–144. https://doi.org/10.1257/jel.46.1.95

影響力の指標

著名度スコア
93.5 / 100 スコアとは
被引用数
Semantic Scholar 3,386(うち影響引用 244)・ OpenAlex 3,192
年あたり被引用
178.2
FWCI
190.0(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
同年同分野で
上位 0.1%未満
分野(OpenAlex)
Psychological Well-being and Life Satisfaction
主要400の選定
専門家判断(古典・定番)

被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。

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データ提供元:Semantic Scholar(Allen Institute for AI)、OpenAlex(OurResearch)、J-STAGE(JST)、Crossref
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