混在 条件や下位の種類で正負が分かれる 確度B大規模研究・複数の研究が一致
ダンス/DMT
音楽に合わせた身体表現・運動
踊ると心理面に中くらいの効果。治療より「楽しむダンス」のほうが大きい
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
?方向が未確定〜○ QoLで中〜大効果
感情のバランス(PANAS)
○正ポジ感情向上・抑うつ不安低下
- ほかの幸福度指標
- 総合ES d=.60(ダンスd=.81/DMT d=.30)・約22週持続
- なぜ効くのか
- 運動+音楽+社会的同期(シンクロニー)+情動表出
- 幸せの4因子
- やってみようありがとう やってみよう/ありがとう
こうすると更に効く
効かせるコツは、集団で音楽に合わせて動き、楽しむことです。メタ分析では心理的アウトカムへの総合効果はd=.60で、ダンス(d=.81)のほうがダンス・ムーブメント・セラピー(DMT、d=.30)より大きく、効果は約22週間持続していました(Koch et al., 2019)。仕組みは運動、音楽、人と動きを合わせる社会的同期(シンクロニー)、感情の表出の4つが同時に起きることです。なので一人で動画を見て踊るより教室やサークルのほうが効きやすく、上手さより「楽しくて続けられるか」で選ぶのが大事です。週1回でも数か月続けると、持続効果が期待できます。
気をつけること
総合効果は中程度ですが、研究の種類がばらばらで、人生満足への直接効果は中〜大と報告されているものの不確かなので、方向が「混在」になっています。DMT単独の効果は小さく、確度はBです。人前で体を動かすことや身体接触が苦手な人にはストレスになり、ケガのリスクもあるので無理のない強度から始めてください。治療としてのDMTは専門家が行うもので、気分の落ち込みが続くときは専門家に相談してください。
最初の一歩
今日、家で好きな1曲に合わせて体を動かしてみてください。今月中にダンス教室やサークルの体験に1回行くのが次の一歩です。
主要な研究
- Effects of dance movement therapy and dance on health-related psychological outcomes: A meta-analysis update(Koch et al., 2019)
メモ:総合d=.60(k=41)は原典一致(Koch et al., 2019)。DMT単独d=.30/ダンス単独d=.81
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「運動・体を動かす」の項目
幸福↑ A ピラティス ピラティスは体幹だけでなく、抑うつ・不安・疲労にも効きそう 幸福↑ A 運動・スポーツ 運動は『今の気分』にはっきり効き、『人生の評価』には小さく効く 幸福↑ A ヨガ ヨガは精神的well-beingと生活の質を中くらい高める。姿勢・呼吸・注意のセットが効く 幸福↑ A 太極拳・気功 太極拳・気功は抑うつ・不安を減らし、特に高齢者で証拠が厚い 幸福↑ A 能動通勤(徒歩・自転車通勤) 徒歩・自転車通勤の人は抑うつ・不安になりにくい。通勤を運動に変える発想 幸福↑ B 武道・武術 武道の稽古は不安・抑うつに中くらい効く。指導者と流派で差が出る 幸福↑ B 水泳・水中運動 水の中で動くと不安と抑うつが下がる。泳げなくても「水中ウォーク」でいい 幸福↑ C ストレッチ ストレッチ単独の幸福効果は「対照群扱い」。入口としては悪くない
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