幸福↓ 幸せを損なう 確度B大規模研究・複数の研究が一致
対人葛藤/日常的な関係内対立
身近な関係での顕在的対立・口論の頻度
身近な人との「ちょっとした口論」が、日々の気分を一番削るんです
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
×負人生満足と負
感情のバランス(PANAS)
×負NA正
- ほかの幸福度指標
- 生理的ストレス反応 正
- なぜ効くのか
- 日常的対立→NA・生理的ストレス↑
- 幸せの4因子
- なんとかなるを損なう なんとかなる(逆)
こうすると更に効く
日記法(毎日の出来事と気分を記録する方法)を使ったBolger et al.(1989)の研究では、日常のストレスの中で対人的な口論が最もネガティブ感情を高め、Rook(1984)は否定的なやり取りが肯定的なやり取りより幸福に強く効くことを示しました。減らすコツは、口論をなくすことより「こじれ方」を変えることなんです。相手の非難ではなく自分の困りごととして伝える(「あなたは〜」より「私は〜で困っている」)、疲れている時間帯に重要な話をしない、口論の後に短くても修復の一言を入れる、といった手が現実的です。
気をつけること
日記法は因果の推定に強い方法ですが、気分が悪い日ほど口論を起こしやすいという双方向も考えられます。効果はたぶんある(×・確度B)という水準です。葛藤を避けすぎると言いたいことを飲み込む別のストレスになるので、「健全に言い合える」ことが目標です。暴力や支配を伴う関係は口論の範疇を超えており、安全確保と専門機関への相談が先です。
最初の一歩
今週、口論になりかけたときに「ちょっと10分だけ休憩」と言ってみてください。一時停止を1回入れるだけで、ネガティブ感情の連鎖が切れやすいんです。
主要な研究
- Bolger et al.(1989, JPSP)日記法
- Rook(1984, JPSP)
メモ:社会的排斥と別(顕在的対立)
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「日々のやりとり」の項目
幸福↑ A 対人的自己開示(Self-disclosure) 少しだけ自分を話すと、相手との距離が縮まります 幸福↑ B 資本化/良い出来事の共有(Capitalization) いい出来事は「誰かに話す」ことで、喜びが2倍になるみたいです 幸福↑ C 知覚された相手の応答性(PPR) 「この人は自分を分かってくれている」という感覚が、10年先の健康まで支えるかもしれません 幸福↑ C 共同活動/コンパニオンシップ 「助け合い」とは別に、「一緒に楽しむ」ことが幸せに効くみたいです 幸福↑ C 感謝を受ける経験/評価されている感覚 「ありがとう」と言われる経験は、やる気と自分の価値を静かに支えるんです 幸福↑ B 理解されている感覚(Feeling Understood) 分かってもらえていれば、ケンカしても関係は傷つきにくい 幸福↓ B 秘密を抱えること 秘密がつらいのは「隠す場面」ではなく「ふと思い出す時間」 幸福↑ B 同期性(動きや行動を合わせる) 動きや呼吸を合わせると、相手への親しみと協力が生まれる
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 主要研究ポジティブ感情とネガティブ感情の個人内・個人間分析:健康上の訴え、知覚されたストレス、日常活動との関係Watson(1988)・日誌研究で、社交や運動はポジティブ感情と、ストレスはネガティブ感情と主に関連することを示した。
- 発達マップストレスとの向き合い方5つの発達段階で比べた表・心の健康と回復
- 主要研究気分と日常:日々の出来事と自己報告された気分の関係Clark(1988)・日誌研究で、ポジティブ感情は社交など幅広い日常の出来事と関連し、ネガティブ感情とは異なる動きを示すことを示した。
- 発達マップ場面:理不尽な指示・無茶ぶりをされた5つの発達段階で比べた表・人間関係の取扱説明書
- 思想マップ悩み相談:部下や後輩に、きつく当たってしまう(パワハラをしている側)仕事・まず読むなら 仏教(上座部)/ストア派/儒教(原始)
- 名言集枕元の抜け毛が増えていたり、好きな惣菜パンがコンビニから消えていたり。そういう小さな絶望の積み重ねが、人を大人にするの…七海建人(芥見下々『呪術廻戦』)
- 禅語百選本来無一物人は本来、何一つ持っていない。執着すべきものも、磨くべき汚れも、もともと無い。
- 調査・報告書Gallup 世界の感情レポート(Global Emotions Report/State of the World's Emotional Health)昨日、笑ったか・心配したかなどを世界の人に尋ね、日々の感情の明暗を国別に比べる年次報告書。
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