幸福↑ 幸せを高める 確度B大規模研究・複数の研究が一致
沿岸近接性(ブルースペース)
海岸に近いほど健康・精神的WBが良好
海の近くに住むと健康と心が整う、特に余裕のない人ほど
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正縦断で健康改善
感情のバランス(PANAS)
○正PA増
- ほかの幸福度指標
- 一般健康(GHQ)・精神健康
- なぜ効くのか
- 身体活動促進・回復環境・ストレス低減
- 幸せの4因子
- ありのままに ありのままに
こうすると更に効く
英国のデータで、海岸に近いほど一般的健康や精神的健康が良好で、転居の縦断分析でも改善が見られました(Wheeler et al., 2012; White et al., 2013)。メカニズムは身体活動の促進、回復環境、ストレス低減です。コツは海岸に住めなくても「水辺に行く頻度」を上げること。週末の散歩先を海や川に変える、通勤で水辺を通るルートを選ぶなど。効果は低所得層でより顕著なので、お金のかからない回復環境として活用できそうです。
気をつけること
観察研究で、健康な人や余裕のある人ほど沿岸に住めるという選択効果が混ざりますが、縦断的な分析で一部は緩和されています。効果量は小さめで、確度Bです。既収載「水辺」とは重複に注意してください。日本では津波リスクなど沿岸の負の側面もあり、一概に海の近くが良いとは言えません。
最初の一歩
今週末、海か川か湖のそばを30分歩いてみる。帰りに気分の変化を一言メモしておく。
主要な研究
- Wheeler et al.(2012, Health & Place)
- White et al.(2013)
メモ:「水辺」既収載と重複注意。低所得層でより顕著
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「自然・気候」の項目
幸福↑ A 緑地・公園へのアクセス 近くに緑があるだけで、意志の力に頼らず心身が整う 幸福↑ A 光・採光 朝の明るい光は、介入研究で中程度の効果。カーテンを開けるところから ほぼ無 B 天気・気候 晴れの日に人生が良く見えるわけではない。「いい気候の土地に住めば幸せ」は錯覚 幸福↓ B 気候変動不安/エコ不安 気候変動への慢性的な不安は幸福を削る。問題は不安そのものより「無力感」 幸福↓ B 気温・熱波(高温曝露) 暑さは怒りと悲しみを増やす。「ただの気分」ではなく体のストレス 幸福↑ B 生物多様性(鳥類種の豊富さ) 周りの鳥の種類が多いと、生活満足が上がる。所得の相当分に匹敵 幸福↑ B 都市の街路樹・樹冠被覆 街路樹の多い街区ほど住民は健康で幸福。都市緑化は幸福政策 幸福↑ B 水辺(ブルースペース) 海や川のそばで過ごすと、気分と回復感が上がるみたいです
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