ほぼ無 幸福との関連がほぼない 確度B大規模研究・複数の研究が一致
天気・気候
日々の天候・日照
晴れの日に人生が良く見えるわけではない。「いい気候の土地に住めば幸せ」は錯覚
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
−ほぼゼロほぼ関連なし:日々の天気が人生満足に与える影響は極小
感情のバランス(PANAS)
△弱い/条件しだい季節性(冬季の気分低下)は一部の人に実在
- ほかの幸福度指標
- 転居による気候改善への期待は過大(焦点錯覚)Schkade & Kahneman(1998)
- なぜ効くのか
- 適応が速い+評価時に天気は参照されにくい
こうすると更に効く
日々の天気が人生満足に与える影響は極めて小さいことが大規模データで示されています(Lucas & Lawless, 2013)。活かし方は逆説的で、「天気を変える」のではなく「天気のせいにしない」こと。気候のよい土地への転居で幸せになるという期待は焦点錯覚(注目したものの影響を過大評価する癖)で、実際にはほとんど効きません(Schkade & Kahneman, 1998)。転居や旅行先を選ぶなら、気候より人間関係や通勤など日々の生活に効く要因を優先するのがコツです。
気をつけること
人生満足への効果はほぼ無ですが、冬季の気分低下(季節性)は一部の人に実在し、その人たちにとっては天気は無視できない要因です。「天気は関係ない」はあくまで平均の話です。評価時に天気が参照されにくいというメカニズムなので、日々の気分(感情)にはわずかに効くことがあります。冬に気分の落ち込みが毎年続く人は専門家に相談してください。
最初の一歩
次に「天気が悪くて気分が沈む」と感じたら、沈んでいる本当の原因が別にないか1つ探してみる。
主要な研究
- Does life seem better on a sunny day?(Lucas & Lawless, 2013)
メモ:「意外と効かない」教材。焦点錯覚の説明に最適
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「自然・気候」の項目
幸福↑ A 緑地・公園へのアクセス 近くに緑があるだけで、意志の力に頼らず心身が整う 幸福↑ A 光・採光 朝の明るい光は、介入研究で中程度の効果。カーテンを開けるところから 幸福↓ B 気候変動不安/エコ不安 気候変動への慢性的な不安は幸福を削る。問題は不安そのものより「無力感」 幸福↓ B 気温・熱波(高温曝露) 暑さは怒りと悲しみを増やす。「ただの気分」ではなく体のストレス 幸福↑ B 沿岸近接性(ブルースペース) 海の近くに住むと健康と心が整う、特に余裕のない人ほど 幸福↑ B 生物多様性(鳥類種の豊富さ) 周りの鳥の種類が多いと、生活満足が上がる。所得の相当分に匹敵 幸福↑ B 都市の街路樹・樹冠被覆 街路樹の多い街区ほど住民は健康で幸福。都市緑化は幸福政策 幸福↑ B 水辺(ブルースペース) 海や川のそばで過ごすと、気分と回復感が上がるみたいです
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