幸福↑ 幸せを高める 確度B大規模研究・複数の研究が一致
生物多様性(鳥類種の豊富さ)
周囲の鳥類種数が多いほど生活満足が高い
周りの鳥の種類が多いと、生活満足が上がる。所得の相当分に匹敵
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正欧州26カ国で正(所得の相当割合に匹敵)
感情のバランス(PANAS)
−ほぼゼロ明瞭でない
- ほかの幸福度指標
- 生活満足・精神健康
- なぜ効くのか
- 生物親和(バイオフィリア)
- 幸せの4因子
- ありのままに ありのままに
こうすると更に効く
欧州26か国のデータで、周囲の鳥類種数が多いほど生活満足が高く、その効果は所得のかなりの割合に相当しました(Methorst et al., 2021)。メカニズムはバイオフィリア(生き物への親しみ)と考えられています。コツは「緑があるか」より「多様な生き物がいるか」に目を向けること。鳥の声に気づく、名前を1つ覚える、ベランダに植物を置くといった小さな関与で、周囲の多様性が「見える」ようになります。
気をつけること
横断研究で、豊かな地域ほど自然が保たれているという第三の要因や、幸福な人が自然の多い場所を選ぶ逆方向が考えられます。確度はBで、欧州以外での再現は限られます。既収載「緑地」とは多様性の効果として区別しています。鳥が多い場所は騒音や衛生の問題もあり、万人に快適とは限りません。
最初の一歩
明日の朝、外で聞こえる鳥の声を数えてみる。2種類以上いたら、1種だけ名前を調べてみる。
主要な研究
- Methorst et al.(2021, Ecol Econ)species diversity & human well-being
メモ:マクロ環境。既収載「緑地」と区別(多様性効果)
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「自然・気候」の項目
幸福↑ A 緑地・公園へのアクセス 近くに緑があるだけで、意志の力に頼らず心身が整う 幸福↑ A 光・採光 朝の明るい光は、介入研究で中程度の効果。カーテンを開けるところから ほぼ無 B 天気・気候 晴れの日に人生が良く見えるわけではない。「いい気候の土地に住めば幸せ」は錯覚 幸福↓ B 気候変動不安/エコ不安 気候変動への慢性的な不安は幸福を削る。問題は不安そのものより「無力感」 幸福↓ B 気温・熱波(高温曝露) 暑さは怒りと悲しみを増やす。「ただの気分」ではなく体のストレス 幸福↑ B 沿岸近接性(ブルースペース) 海の近くに住むと健康と心が整う、特に余裕のない人ほど 幸福↑ B 都市の街路樹・樹冠被覆 街路樹の多い街区ほど住民は健康で幸福。都市緑化は幸福政策 幸福↑ B 水辺(ブルースペース) 海や川のそばで過ごすと、気分と回復感が上がるみたいです
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 主要研究バイオフィリア――自然を目にすることは健康とウェルビーイングに影響するかGrinde(2009)・自然の欠けた環境は心身に悪影響を及ぼしうるとし、植物や眺望を取り入れる意義を約50研究から論じた。
- 主要研究概念「心理的幸福感・エウダイモニア」人として良く機能している状態としての幸福。自己受容・人間関係・自律性・環境制御・人生の目的・人格的成長(Ryffの6次元)など。
- 名言集人間には、生命あるもの、生命に似たものへと引き寄せられる、生まれつきの傾向(バイオフィリア)があるエドワード・O・ウィルソン
- 思想マップ功利主義快や苦を感じうる者すべて(人間以外の動物も含む)の快の総和が最大になる状態こそ、幸福であり善である
- 発達マップ幸福観そのもの5つの発達段階で比べた表・根本の定義(段階とは何か)
- 名言集満足は天然の富であり、贅沢は人工の貧困であるソクラテス(とされる)
- 禅語百選天地同根 万物一体天地は私と同じ根から生じ、万物は私と一つの体である。自分と世界が分かたれていないという実感。
- 調査・報告書OECD幸福度白書(How's Life?)OECD諸国の暮らしの良さを、主観的幸福を含む80以上の指標で国際比較する定期報告書。
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