所属感:概念上の論点、統合的枠組み、今後の研究の方向性に関するレビュー
Belonging: A Review of Conceptual Issues, an Integrative Framework, and Directions for Future Research
Kelly-Ann Allen, Margaret L. Kern, Christopher S. Rozek et al.(2021)Australian journal of psychology, 73(1), 87–102
所属感を能力・機会・動機・知覚の4要素で捉える統合的枠組みを提案し、測定と育成の指針を示した。
要旨根拠:抄録
所属感(=社会集団、場所、個人や集団の経験と深くつながっているという主観的感覚)は人間の根本的欲求であり、心身の健康や社会的・経済的・行動的な多くの結果を予測する。しかし所属感をどう概念化し、測定し、育てるかについて見方が分かれ、研究の進展が妨げられてきた。本研究は、Google ScholarやPubMedなど複数のデータベースを用いたナラティブレビューにより、既存の見方を整理した。その結果、所属感の中核要素として、能力、機会、動機、知覚という相互に関連する4つの要素からなる新しい統合的枠組みを提示した。この枠組みは学際的な研究の基盤となり、個人やコミュニティの健康とレジリエンスを高めるために所属感をどう育てられるかを示すものである。
研究のつながり
この一覧(世界 1,782本)の中での引用関係です。引用している=支持している、とは限りません。
先行研究(この論文が引用している) 8本
- W0003 目標追求の「何を」と「なぜ」――人間の欲求と行動の自己決定 Deci(2000) Psychological Inquiry 主要400 被引用 31,269
- W0006 所属欲求:人間の根本的動機としての対人的愛着への欲求 Baumeister(1995) Psychological bulletin 主要400 被引用 22,538
- W0017 幸福と人間の潜在力について:快楽主義的・エウダイモニア的ウェルビーイング研究のレビュー Ryan(2001) Annual Review of Psychology 主要400 被引用 11,279
- W0126 死亡の危険因子としての孤独感と社会的孤立 Holt-Lunstad(2015) Perspectives on Psychological Science 主要400 被引用 4,467
- W0208 短時間の社会的所属介入がマイノリティ学生の学業成績と健康を改善する Walton(2011) Science 主要400 被引用 1,933
- W0515 COVID-19に対する孤独感の軌跡 Luchetti(2020) American Psychologist 被引用 769
- W0892 所属することは意味を持つこと Lambert(2013) Personality and Social Psychology Bulletin 被引用 565
- W0934 所属欲求、関係満足度、孤独感、生活満足度 Mellor(2008) Personality and Individual Differences 被引用 590
後続研究(この論文を引用している)
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- https://doi.org/10.1080/00049530.2021.1883409
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- DOI
- 10.1080/00049530.2021.1883409
文献表記(APA第7版)
影響力の指標
- 著名度スコア
- 74.8 / 100 スコアとは
- 被引用数
- Semantic Scholar 840(うち影響引用 76)・ OpenAlex 927
- 年あたり被引用
- 140
- FWCI
- 54.7(同年・同分野の平均の何倍引用されたか)
- 同年同分野で
- 上位 0.1%未満
- 分野(OpenAlex)
- Resilience and Mental Health
被引用数の取得日:Semantic Scholar 2026-10-01、OpenAlex 2026-10-02。Google Scholar より少なめに出るデータベースの値なので、順位の目安としてお使いください。
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
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