幸福↑ 幸せを高める 確度Aメタ分析あり
宗教性・スピリチュアリティ
信仰・超越的意味へのコミットメント
信仰の効き目は、意味と仲間と「困ったときの支え」から来る
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正人生満足と正(メタr≈.13〜.16)
感情のバランス(PANAS)
○正PA正
- ほかの幸福度指標
- 意味・つながり正
- なぜ効くのか
- 意味・共同体・対処資源
- 幸せの4因子
- ありがとうなんとかなる ありがとう/なんとかなる
こうすると更に効く
宗教性・スピリチュアリティが幸せに効く経路は、意味の枠組み、共同体のつながり、困難時の対処資源の3つです。信じること自体より、集まりや儀礼といった実践の部分が効きやすいので、信仰を持つ人は共同体との接点を保つことがコツになります。困難な社会文脈ほど効果が大きい(religion paradox)というのも特徴です。特定の宗教を持たない人でも、自分より大きなものとのつながりを感じる時間や、価値を共有する共同体で代替できる可能性があります。Yaden et al.(2022)のメタ分析で人生満足との正の関連が確認されています。
気をつけること
効果はr≈.13〜.16と小さく、相関が中心です。幸せな人が共同体に参加しやすいという逆方向もあります。効果は文化で調整され、日本のように宗教性が低い社会では弱い可能性があります。押しつけや排他性は関係を損ない逆効果ですし、信仰が罪悪感や恐れを増やす形で働くこともあります。
最初の一歩
週に1回、自然の中や静かな場所で、自分より大きなものを感じる時間を10分とってみる。宗教でなくても入口になります。
主要な研究
- A Meta-Analysis of Religion/Spirituality and Life Satisfaction(Yaden et al., 2022, J Happiness Stud)
メモ:文化で調整。困難な社会文脈ほど効果大(religion paradox)
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「価値観・意味・スピリチュアリティ」の項目
幸福↓ A 物質主義 「持つこと」が人生の中心にあるほど、満足は逃げ続ける 幸福↑ A 人生の意味・目的感 意味は「探す」より「ある」と感じられることが効く 幸福↑ B 自己実現/エウダイモニア 自律・有能・つながりの3つが満たされると、生き方そのものが幸せになる 幸福↑ B 心理的豊かさ志向(Psychological Richness) 「楽しい」「意味がある」とは別の、第三の良き生がある 幸福↑ C 畏敬傾向(awe) 「自分はちっぽけだ」と感じる瞬間が、意味とつながりを広げる ほぼ無 A 政治的保守性 「保守的な人は幸せ」という通説は、メタ分析ではほぼ支持されていません 幸福↓ A 宗教的/スピリチュアルな葛藤(Religious Struggle) 信仰をめぐる葛藤は「苦しさを増やす」けれど「幸せを減らす」証拠は弱いです 幸福↓ A 死の不安(Death Anxiety) 死への恐れは、いろいろな心の不調の底にある共通の不安かもしれません
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