幸福↑ 幸せを高める 確度Aメタ分析あり
外向性
社交性・活動性・刺激追求
外向性はポジティブ感情の「体質」、でも内向的でも幸せな道はある
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正正:人生満足とr=.31(メタ分析)
感情のバランス(PANAS)
◎強い正PAとの関連が特に強い(r=.48、PAの気質的基盤)
- ほかの幸福度指標
- 幸福感の性格予測で神経症傾向に次ぐ(誠実性とほぼ同水準)
- なぜ効くのか
- 報酬感受性(BAS)の高さ+社会的接触量
- 幸せの4因子
- やってみよう 「やってみよう」と親和
こうすると更に効く
外向性は報酬への感受性(BAS)の高さと社会的接触量の多さで、特にポジティブ感情の気質的な土台になっています(Anglim et al., 2020)。コツは、内向的な人も「外向的な行動」を小さく取り入れることで、人と話す予定を1つ入れる、興味のある集まりに顔を出す、といった行動は性格を変えなくても効きます。内向的な人には誠実性や関係の質を通じた別の幸せの経路があるので、外向的にならなければと思う必要はありません。
気をつけること
ポジティブ感情とr=.48、人生満足とr=.31と関連は強いのですが、相関研究が中心で、幸せだから社交的になるという逆方向もあります。内向性を矯正しようとすると消耗します。刺激を求めすぎる面はリスク行動につながることもあります。文化によって外向性の評価は違い、静かな人が尊重される文脈もあります。
最初の一歩
今週1回、人と話す予定を入れてみる。短くていいので、社会的接触の量を少し増やすだけで気分が変わります。
主要な研究
- Predicting psychological and subjective well-being from personality: A meta-analysis(Anglim et al., 2020)
メモ:内向的でも幸福な経路はある(誠実性・関係の質)と併記
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「性格の土台」の項目
幸福↑ A 協調性 思いやりの性格は、幸せに「少しだけ」効く 幸福↓ A 神経症傾向 幸せを最も強く左右する性格だけど、スキルで補正できる 幸福↑ A 誠実性 計画性は地味だけど、達成と秩序で幸せを積み上げる 幸福↑ A 開放性 好奇心は幸せの「量」より「質」を変える ほぼ無 C 刺激欲求/感覚探求(Sensation Seeking) 刺激を求める性格は、興奮は生むけれど満足にはほぼ効かない 幸福↑ C 感覚処理感受性/HSP 「敏感さ」は環境しだいで、幸せの味方にも負担にもなる 幸福↓ A 行動抑制系/BIS感受性 罰や脅威に敏感な気質は、抑うつ・不安との結びつきがかなり大きいです 幸福↑ B 行動活性化系/BAS感受性 「ごほうびに反応して動ける気質」は、ポジティブ感情を増やしやすい
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 主要研究外向型の人の幸福Argyle(1990)・外向的な人ほど幸福感が高く、その一因は社交的な活動への参加の多さにあることを示した。
- 主要研究外向性と神経症傾向が主観的幸福感に及ぼす影響――幸せな人と不幸な人Costa(1980)・外向性がポジティブ感情を、神経症傾向がネガティブ感情を左右し、性格が10年後の幸福まで予測することを示した。
- 発達マップビッグファイブ:外向性×段階5つの発達段階で比べた表・心理学の理論(性格・臨床・動機)
- 発達マップ不幸せにつながる行動パターン5つの発達段階で比べた表・心の健康と回復
- 名言集内向的であることは、直されるべき欠点ではないスーザン・ケイン
- 思想マップポジティブ心理学3.0幸せは個人の中だけにあるのではなく、文化・関係・制度・生態系という複雑なシステムのなかで立ち上がる——だから幸せの物差しも一つではない
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- 調査・報告書仕事と幸福(世界幸福度報告2017 第6章)仕事があること、仕事の種類、職場の特徴が幸福とどう関係するかを世界のデータで調べた章。
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