貯蓄習慣
手元流動資産を持つ・貯める習慣
幸せへの効果の大きさ
手元の流動資産(預金残高)が多いほど人生満足が高く、所得・総資産・負債を統制しても残る(英国銀行顧客N=585、主観的な経済的安心感が媒介)
(推定) NA低減が主:経済的不安の軽減から推定
- ほかの幸福度指標
- 経済的ウェルビーイング、経済的ストレス、負債(逆)
- なぜ効くのか
- 緊急時の備え→経済的安心感・統制感→人生満足
- 幸せの4因子
- なんとかなる なんとかなる(経済的安心)→幸福度
こうすると更に効く
効いているのは貯める『行動』そのものより、手元に流動資産(すぐ引き出せる預金)がある状態で、それが『何かあっても大丈夫』という主観的な経済的安心感を通じて人生満足につながると報告されています(Ruberton, Gladstone & Lyubomirsky, 2016)。所得や総資産、負債を考慮してもこの関連は残るので、ポイントは金額の大きさより『緊急時の備えがある』と実感できることです。給料日に自動で別口座へ移す仕組みにすると、意志の力に頼らず続けられます。目標は『生活費何カ月分』のように具体的に決めると安心感に変わりやすいです。
気をつけること
根拠は横断1研究(英国の銀行顧客N=585)が中心で、もともと安心感の高い人が貯蓄しやすいという逆方向や、性格・環境など第三の要因の可能性があります。確度Cで『残高』の効果を『習慣』に広げるのは推定を含みます。不安が動機の過度な節約や、使うべき場面でも使えない状態は逆効果になりえます。収入が少なく貯めたくても貯められない状況では、本人の努力の問題ではないので、自分を責めないでください。
最初の一歩
今週、給料日に自動振替で少額(たとえば1,000円でも)を別口座へ移す設定をしてみてください。残高の数字そのものより『緊急時に使える分がある』と確かめることが安心感の材料になります。
主要な研究
- How Your Bank Balance Buys Happiness: The Importance of "Cash on Hand" to Life Satisfaction(Ruberton, Gladstone & Lyubomirsky, 2016, Emotion)
メモ:横断1研究が中心(客観的残高データ)。貯蓄「行動」より「残高」の効果。過度の節約・不安動機の貯蓄は逆効果の可能性。既収載『収入・資産』と弁別:流動性の側面
原典と照合済み(3次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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