幸福↑ 幸せを高める 確度Aメタ分析あり
コア自己評価(Core Self-Evaluations)
自尊心・自己効力・統制感・情緒安定の上位因子
「自分は大丈夫」という土台の感覚が、人生の評価全体を底上げ
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
◎強い正人生満足と強い正(r≈.4前後)
感情のバランス(PANAS)
○正PA正・NA負
- ほかの幸福度指標
- 職務満足 強い正
- なぜ効くのか
- 肯定的自己観が評価全体を底上げ
- 幸せの4因子
- なんとかなるありのままに なんとかなる/ありのままに
こうすると更に効く
コア自己評価は、自尊心・自己効力感(やれる感覚)・統制感(自分で左右できる感覚)・情緒安定の4つをまとめた上位の自己観で、肯定的な自己観が評価全体を底上げする経路で幸せに効きます(Judge, Locke & Durham, 1997)。コツは4つを別々に高めるより、自分で決めて実行し結果を確かめるという小さな成功体験を積むことで、統制感と自己効力感が同時に育ちます。Judge & Bono(2001)のメタ分析では職務満足との関連も強く、仕事の幸せにも直結する概念です。
気をつけること
相関研究が中心で、うまくいっているから自己評価が高いという逆方向もあります。人生満足とr≈.4前後で関連は強いのですが、構成要素の一部(自尊心・神経症傾向など)は別の行と重なるので、独自の効果は割り引いて見てください。高すぎると過信や他者軽視につながります。自尊心と同様、文化差の影響も受けます。
最初の一歩
今週、自分で決めて自分で実行する小さな予定を1つ入れてみる。決めて、やって、終わった、の体験が土台を作ります。
主要な研究
- Judge, Locke & Durham(1997)
- Judge & Bono(2001)メタ
- Judge et al.(2005)
メモ:構成要素の一部は既収載だが上位統合概念として独立価値
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「自分の見方」の項目
幸福↓ A 完璧主義(懸念型) 高い基準そのものより、ミスへの「おそれ」が心をすり減らす 幸福↑ A セルフコンパッション 自分に優しくするのは甘やかしではなく、脅威モードを切るスイッチ 幸福↑ A 本来性(authenticity) 「自分らしく生きている」感覚が、満足も意味も底上げする 幸福↑ A 自尊心 自尊心と幸せの結びつきは強いけれど、日本では少し様子が違う 混在 B ナルシシズム/ダークトライアド ナルシシズムは「誇大型」なら短期的に満足、長期では関係コスト 幸福↑ B 自己受容 自分を「評価する」のをやめると、人生満足がはっきり上がる 幸福↑ B 完全主義的努力(Perfectionistic Strivings) 高い基準そのものは悪くない。「懸念」を切り離せば前に進む力になる 幸福↓ C インポスター現象(Impostor Phenomenon) 「自分は実力不足で、いつかバレる」感覚は、満足を静かに削る
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 名言集自己肯定感とは、「自分が自分であって大丈夫」という感覚である高垣忠一郎
- 主要研究概念「自尊感情・自己受容・自己肯定」自分に価値があるという全体的評価(自尊感情)、自分を受け入れる態度(自己受容)、自分への思いやり(セルフ・コンパッション)。
- 主要研究職務満足と生活満足に対する気質的影響――中核的自己評価の役割Judge(1998)・自尊感情・自己効力感などからなる中核的自己評価が、職務満足と生活満足に直接・間接に影響することを示した。
- 名言集自尊感情とは、自己に対する肯定的または否定的な態度であるモリス・ローゼンバーグ
- 発達マップなんとかなる因子の捉え方5つの発達段階で比べた表・幸せの4因子(個人)
- 禅語百選天上天下 唯我独尊天にも地にも、ただ我ひとり尊い。すべての存在が、他と比べようのない唯一の尊さをもって、ここにある。
- 思想マップアドラー(個人心理学)自分は共同体の役に立っているという感覚(共同体感覚)を持って生きられれば、劣等感は勇気に変わり幸福は自ずと訪れる
- 調査・報告書主観的幸福を測る――OECDガイドライン主観的幸福を調査で測るときの質問文・尺度・聞く順番などを定めたOECDの国際的な指針。
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