幸福↑ 幸せを高める 確度B大規模研究・複数の研究が一致
完全主義的努力(Perfectionistic Strivings)
高基準の追求(懸念型と分離した適応的側面)
高い基準そのものは悪くない。「懸念」を切り離せば前に進む力になる
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
△弱い/条件しだい懸念を統制すると正
感情のバランス(PANAS)
△弱い/条件しだいPA弱い正
- ほかの幸福度指標
- 達成 正
- なぜ効くのか
- 目標志向(懸念型が抑制変数)
- 幸せの4因子
- やってみよう やってみよう
こうすると更に効く
完全主義には「高い基準を目指す努力」と「失敗や評価を恐れる懸念」の2つの側面があり、懸念を取り除くと、努力の側面は達成や満足と正の関連を示します(Stoeber & Otto, 2006)。だからコツは基準を下げることではなく、「できなかったらどうしよう」という懸念を切り離すことです。目標を「達成したい」で表現し、「失敗してはいけない」とは表現しないのが具体的な工夫です。基準の高さを自分で選んでいる感覚があると、懸念に転びにくくなります。
気をつけること
正の関連は懸念を統計的に統制したときに見える程度で、「もしかすると効く」くらいの弱さです。横断研究が多く、達成できた人が努力型に見える、という逆方向もあります。実際には努力と懸念はセットで現れやすく、高い基準が強まるほど懸念も増えやすいので、ほどほどが肝心です。完璧でないと落ち着かない、疲れきっている状態が続くときは専門家に相談してください。
最初の一歩
今週の目標を一つ、「〜したい」の形で書き直してみてください。「〜しなければ」「〜してはいけない」が混ざっていたら、消して書き直すだけでOKです。
主要な研究
- Stoeber & Otto(2006)二因子モデル
- Gaudreau研究群
メモ:既収載は懸念型のみ。努力型を独立化
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「自分の見方」の項目
幸福↓ A 完璧主義(懸念型) 高い基準そのものより、ミスへの「おそれ」が心をすり減らす 幸福↑ A セルフコンパッション 自分に優しくするのは甘やかしではなく、脅威モードを切るスイッチ 幸福↑ A 本来性(authenticity) 「自分らしく生きている」感覚が、満足も意味も底上げする 幸福↑ A 自尊心 自尊心と幸せの結びつきは強いけれど、日本では少し様子が違う 幸福↑ A コア自己評価(Core Self-Evaluations) 「自分は大丈夫」という土台の感覚が、人生の評価全体を底上げ 混在 B ナルシシズム/ダークトライアド ナルシシズムは「誇大型」なら短期的に満足、長期では関係コスト 幸福↑ B 自己受容 自分を「評価する」のをやめると、人生満足がはっきり上がる 幸福↓ C インポスター現象(Impostor Phenomenon) 「自分は実力不足で、いつかバレる」感覚は、満足を静かに削る
つながり ほかの保存版コレクションから、内容の近いもの
- 発達マップなんとかなる因子(前向きと楽観)5つの発達段階で比べた表・幸せの4因子(組織)
- 発達マップなんとかなる因子5つの発達段階で比べた表・幸せの4因子(個人)
- 主要研究自己志向的完全主義の2側面と自己評価的抑うつ傾向の関連の検討大谷(2004)・高い目標を追う完全主義は自己評価的抑うつを下げ、失敗を恐れる完全主義は自責を介して高めることを示した。
- 名言集不完全である勇気を、持ちなさいルドルフ・ドライカース(アドラー心理学)
- 名言集巧遅は拙速に如かず『文章軌範』
- 主要研究接近型・回避型の達成目標と内発的動機づけ:媒介分析Elliot(1996)・失敗を避けるための成績回避目標が、内発的動機づけを損なうことを実験で示した。
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