ボディスキャン瞑想
身体各部の感覚に順に注意を向ける横臥/座位の瞑想
幸せへの効果の大きさ
未検証(ボディスキャン単独で人生満足を測った研究なし)
NA低減(小):座位瞑想・ヨガとの3技法比較で技法ごとに効果プロフィールが異なる(Sauer-Zavala 2013)。座位瞑想との比較RCT(n=54)でストレス変化に差なし(Yaemrattanakul 2026)。身体系実践(ボディスキャン+ヨガ)は心系実践と同程度に不安・燃え尽きを低減(Ruiz-Íñiguez 2023)
- ほかの幸福度指標
- マインドフルネス特性・作業記憶(Yaemrattanakul 2026)、燃え尽き・不安(Ruiz-Íñiguez 2023)。MBSRの構成要素としての効果はMBSR行に帰属
- なぜ効くのか
- 内受容感覚への注意→身体感覚の受容・筋緊張の弛緩、思考反すうからの離脱
- 幸せの4因子
- ありのままに ありのままに
こうすると更に効く
ボディスキャンは座位瞑想・ヨガと効果のプロフィールが異なるとされ(Sauer-Zavala et al., 2013)、身体系の実践(ボディスキャン+ヨガ)は短い介入でも不安や燃え尽きを心系の実践と同程度に減らしました(Ruiz-Íñiguez et al., 2023)。経路は内受容感覚(体の内側の感覚)への注意による筋緊張の弛緩と、思考の反すうからの離脱です。コツは、横になって足先から頭へ順に『感じるだけ』で評価しないこと、寝る前に行う場合は寝落ちしても失敗ではないと決めておくこと。座位瞑想や呼吸法と組み合わせて使うのが本来の形です。
気をつけること
単独の技法として研究されることは少なく、多くはMBSR(マインドフルネスストレス低減法)の一要素としての効果で、技法分解研究は小規模で結果も一貫しません(座位瞑想との比較でストレスに差なし、Yaemrattanakul et al., 2026)。人生満足は未検証で、根拠はまだ弱いです(確度C)。トラウマ経験のある人や身体感覚に注意を向けるとつらくなる人は、無理に続けず指導者のもとで。つらさが続くときは専門家へ。
最初の一歩
寝る前の5分、足先から頭まで順に『今どんな感じか』を感じるだけやってみてください。
主要な研究
- Comparing mindfulness-based intervention strategies: Differential effects of sitting meditation, body scan, and mindful yoga(Sauer-Zavala et al., 2013, Mindfulness)
- Comparing the effects of sitting meditation and body scan on working memory in undergraduate healthcare students: A single-blind randomised trial(Yaemrattanakul et al., 2026, BMC Psychol)
- Comparison of two brief mindfulness interventions for anxiety, stress and burnout in mental health professionals: A randomised crossover trial(Ruiz-Íñiguez et al., 2023, Front Psychol)
メモ:単独技法としての研究は少なく、多くはMBSR/MBCTの一要素として実施。技法分解研究は小規模で結果が一貫しない。『MBSR/マインドフルネス瞑想』行との弁別が必要(本行は構成要素)
原典と照合済み(3次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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