アーシング/接地
素足や導電マットで身体を地面と電気的につなぐ健康法
幸せへの効果の大きさ
未検証(人生満足を測った研究なし)
1時間の接地で快気分・PAが上昇(二重盲検パイロット、N=40、効果量未報告);独立追試なし
- ほかの幸福度指標
- 睡眠・痛み・炎症マーカーの改善報告は小規模・推進側研究者が中心
- なぜ効くのか
- 提唱される機序(地表の自由電子による抗酸化)は未確立;リラクセーションや自然接触の効果と分離できていない
- 幸せの4因子
- ありのままに ありのままに(自然との接触感)
こうすると更に効く
もし試すなら、効いているかもしれないのは『地面との電気的な接続』というより、自然に触れることやリラックスした時間そのものだと考えておくのが安全です。1時間の接地で快い気分が上がったという小規模研究はありますが(Chevalier, 2015)、独立した追試はなく、リラクセーション効果と分けられていません。公園の芝生で裸足になる、土を触るなど、既に根拠のある『自然接触』と組み合わせる形なら、少なくとも損はしにくいです。高価な導電マットなどを買う前に、まず無料でできる範囲で試すのがおすすめです。
気をつけること
二重盲検のパイロット研究1本(N=40、効果量未報告)で、推進する側の研究者による研究に依存しており、確度Cどころか根拠は極めて薄い項目です。提唱される機序(地表の自由電子による抗酸化)は科学的に確立していません。標準的な幸福度の尺度も使われていないので、『気分が良くなるかもしれない』以上のことは言えません。炎症や痛み、睡眠の改善をうたう製品もありますが、医療的な効果を期待して治療の代わりにするのは避け、不調が続くときは専門家に相談してください。
最初の一歩
今週、天気の良い日に公園の芝生や砂浜で5分だけ靴を脱いでみてください。『アーシング』として期待するより、自然の中でぼんやりする時間として楽しむくらいがちょうどいいです。
主要な研究
- The effect of grounding the human body on mood(Chevalier, 2015, Psychol Rep)
メモ:エビデンスは極めて薄く、提唱者側の小規模研究に依存。『自然接触』『裸足・芝生』の効果との弁別が必要。WB指標の標準尺度は未使用
原典と照合済み(3次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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