幸福↑ 幸せを高める 確度B大規模研究・複数の研究が一致
資産・純資産/貯蓄
収入フローと区別される資産ストック
収入が同じでも、貯えがある人のほうが人生に満足しているみたいです
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
○正/△(小〜中) 収入統制しても資産は生活満足と正の独立関連
感情のバランス(PANAS)
△弱い/条件しだい(弱) 経済的安心を介して
- ほかの幸福度指標
- 財務満足・経済的安心と関連
- なぜ効くのか
- 資産=ショック緩衝・将来の選択肢→安全保障感・コントロール感
- 幸せの4因子
- なんとかなるありのままに なんとかなる/ありのまま
こうすると更に効く
ドイツとオーストラリアの大規模パネルでは、収入を統制しても資産(純資産や貯蓄)は生活満足と独立に正の関連を示しました(Headey et al., 2008)。仕組みは「資産は不測の事態への緩衝材であり、将来の選択肢を増やす」ことで、安全保障感とコントロール感を生むと考えられます。効かせ方は、金額の大きさより「いざというときに使える流動的な貯蓄」をまず確保すること、収入の一部を自動的に貯蓄に回して「貯まっていく実感」を作ることです。消費と比べたとき、満足との関連が強いのは「見せる消費」より資産と、日々の生活の安定に関わる支出でした。
気をつけること
Headey et al.(2008)はメタ分析ではなく大規模パネル研究で、確度Bは規模による評価です。パネルでも「満足している人ほど堅実で貯蓄しやすい」という逆方向や、性格・家庭環境といった第三の要因は完全には除けません。効果は小〜中で、感情面への影響は弱いので、貯蓄を増やしても日々の機嫌が良くなるとは限りません。貯蓄に固執して現在の楽しみや人間関係を削ると逆効果ですし、貯められない事情(低所得・介護など)のある人を「努力不足」と見るのは誤りです。
最初の一歩
給与日に自動で一定額が別口座に移る設定を、少額でよいので今週作ってみてください。「勝手に貯まる仕組み」が安全保障感の最初の一歩です。
主要な研究
- Money does not buy happiness: Or does it? Wealth, income and consumption(Headey et al., 2008)
メモ:メタ分析でなく大規模パネル研究(独SOEP/豪HILDA)。確度Bは大規模だがメタ非該当の意
原典と照合済み。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
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