幸福↓ 幸せを損なう 確度B大規模研究・複数の研究が一致
人口密度/都市性(精神病リスク)
都市の高人口密度・都市育ちが精神病リスクを高める
都会育ち・高密度は精神病リスクを上げる、ただし幸福全体への影響は小さめ
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
△弱い/条件しだい抑うつは都市でやや高い
感情のバランス(PANAS)
×負精神疾患で負
- ほかの幸福度指標
- 統合失調症発症率・精神病様体験
- なぜ効くのか
- 社会的ストレス・断片化・大気/騒音(選択移動仮説も)
- 幸せの4因子
- なんとかなる なんとかなる
こうすると更に効く
メタ分析で、都市部で育つことや高い都市性は統合失調症などの精神病リスクの上昇と関連しています(Vassos et al., 2012)。抑うつも都市でやや高めです(Peen et al., 2010)。メカニズムは社会的ストレス、コミュニティの断片化、大気汚染や騒音です。和らげるコツは、都市に住んでも「密度の負荷」を減らすこと。緑地に近い住まい、近所に顔見知りを作る、静かな場所で回復する時間を確保する、といった工夫で都市のメリット(機会、文化)を保ちつつ負担を減らせます。
気をつけること
精神病のメタ分析は確度Aですが、幸福度への直接効果は弱く、抑うつも「やや高い」程度です。リスクのある人が都市に移動するという選択移動仮説も否定されていません。都市には文化や雇用、医療アクセスという幸福に効く面も多く、「田舎が幸せ」とは言えません。精神的な不調が続くときは専門家へ。
最初の一歩
自分の住まいから歩いて10分以内にある「静かで回復できる場所」を1つ見つけて、今週1回行ってみる。
主要な研究
- Meta-Analysis of Urbanicity With Schizophrenia(Vassos et al., 2012, Schizophr Bull)
- Peen et al.(2010)
メモ:精神病はメタ分析でA。既収載「都市/農村」と区別(密度の連続量)
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「まちの便利さ・交通」の項目
幸福↓ B 通勤環境 長い通勤、混雑、車の運転は満足を削る。徒歩と自転車はむしろプラス 幸福↑ B 都市/農村居住 都市は「楽しさ」、農村は「人生への満足」が高い、という逆向きの差があるみたいです 混在 C 歩きやすさ(walkability) 歩きやすい街は、運動と偶然の交流を通して少し幸せに効くかもしれません 幸福↑ A 水・衛生アクセス(WASH) 安全な水とトイレが使えるかどうかは、心の健康と強く結びついています 幸福↓ C 食料砂漠(食料アクセス欠如) 新鮮な食料が手に入りにくい地域に住むことは、心の不調と結びついているかもしれません 幸福↑ B 公共交通の利便性 バスや電車が使いやすい町は、高齢期の『出かける自由』を守ってくれる 幸福↑ B 電気アクセス(電化) 電気が『無い→有る』は幸せを大きく変える、日本では『払えるか』の方が問題 幸福↓ C 交通渋滞・交通量 渋滞のストレスは『予測できない遅れ』から来る、根拠はまだ弱め
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