幸福↓ 幸せを損なう 確度C単発〜少数の研究
食料砂漠(食料アクセス欠如)
生鮮食料へのアクセス欠如という地理的剥奪
新鮮な食料が手に入りにくい地域に住むことは、心の不調と結びついているかもしれません
幸せへの効果の大きさ
人生満足度(SWLS)
×負抑うつ・精神的苦痛と負
感情のバランス(PANAS)
×負NA増
- ほかの幸福度指標
- 抑うつ・ディストレス
- なぜ効くのか
- 栄養・慢性ストレス・経済的困窮・剥奪感
- 幸せの4因子
- なんとかなるを損なう なんとかなる(逆)
こうすると更に効く
マイナス要因で、個人の食料不安ではなく「地理的に生鮮食料へのアクセスがない」という地域の剥奪を指します。経路は栄養・慢性ストレス・経済的困窮・剥奪感で、食料不安を精神健康の社会的決定要因として捉えるレビューと、食料砂漠と重症精神疾患の関連(2022, CMHJ)が根拠です。和らげ方は、移動販売・宅配・共同購入などアクセスの代替手段を知る、地域の食支援(フードバンク・子ども食堂)につながる、自治体や事業者に声を届ける、という感じでしょうか。
気をつけること
根拠は限られていて確度はCで、まだ弱いです。地域レベルの横断的な観察が中心なので、貧困や交通アクセスといった第三の要因の影響が大きく、食料砂漠そのものの効果とは切り分けきれていません。個人の食料不安(お金がなくて食べられない)とは区別する必要があります。日本では海外ほどの食料砂漠は少ないとされますが、買い物弱者の問題として地方や高齢者で現れます。気分の落ち込みが続くときは、食の問題だけに原因を求めず専門家にも相談してください。
最初の一歩
周囲ができることとして、近所で買い物に困っている人がいないか一度気にかけてみる、地域の移動販売や食支援の情報を共有する、あたりからでしょうか。
主要な研究
- Food Insecurity as a Social Determinant of Mental Health(レビュー)
- 食料砂漠×重症精神疾患(2022, CMHJ)
メモ:food desert(地理)に焦点。個人の食料不安と区別。交絡でC
原典と照合済み(2次)。効果の大きさは代表的な研究の値で、相関は因果を意味しません。
同じ「まちの便利さ・交通」の項目
幸福↓ B 通勤環境 長い通勤、混雑、車の運転は満足を削る。徒歩と自転車はむしろプラス 幸福↓ B 人口密度/都市性(精神病リスク) 都会育ち・高密度は精神病リスクを上げる、ただし幸福全体への影響は小さめ 幸福↑ B 都市/農村居住 都市は「楽しさ」、農村は「人生への満足」が高い、という逆向きの差があるみたいです 混在 C 歩きやすさ(walkability) 歩きやすい街は、運動と偶然の交流を通して少し幸せに効くかもしれません 幸福↑ A 水・衛生アクセス(WASH) 安全な水とトイレが使えるかどうかは、心の健康と強く結びついています 幸福↑ B 公共交通の利便性 バスや電車が使いやすい町は、高齢期の『出かける自由』を守ってくれる 幸福↑ B 電気アクセス(電化) 電気が『無い→有る』は幸せを大きく変える、日本では『払えるか』の方が問題 幸福↓ C 交通渋滞・交通量 渋滞のストレスは『予測できない遅れ』から来る、根拠はまだ弱め
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